『ガラスみたいな質感の作品も良いけれど、色がつけられたりしたら世界が広がるのに・・・』
そう思ったら着色に挑戦です!
レジン専用の着色剤も存在していますが、実はレジンの着色方法は様々なやり方で行なわれています。どれも簡単な方法なので初心者さんでも行なうことが出来るんですよ!
たくさん試したいのは山々ですが、着色剤を色々揃えるとなるとコストがかかってしまいます。レジン専用の着色剤ではなくても、UVレジンに色付けできる“代用アイテム“がありますよ。
安く済ませるには、レジン液専用の「顔料」を使用するのが最適なのでしょうが、手元にない場合は、身近なものでも代用可能なんです。
では、早速レジンに着色できる代用方法について見ていきましょう☆☆
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UVレジン液の着色に代用できる(使用できる)着色法
レジン液の着色は、様々な方法があります。多くの方が使用しているのが、「パステル」や「マニキュア」を使った方法ですが、その他にもたくさんあるんですよ。
プリンタインク用の顔料
ダイソーさんのプリンターの補充インク(スポイトのもの)を使ってレジンも着色することができます。スイーツデコ界でも、1番透明度が高く手軽に手に入る塗料として使われています。レジンに着色するならかなりの量が入ってますよ。
透明感がほしいなら水性染料、不透明にしたいなら顔料などを選びましょう。色は赤、青、黄しかありませんが、色の3原色なので赤+青=紫など、何色にでも混色出来ます。
混ぜすぎるとレジン液が薄まり、硬化しにくくなることもある様なので入れすぎには注意です。プリンターインクは液体なので、レジン液の配合に影響を与えるため、効果不良を起こすことがあります。UVレジン液であればつまようじの先端ほどの量程度で着色する必要があります。
また、どのインクを使うにしろ退色は頭に入れといた方がいいです。
ちなみにどの塗料も、手についたらお風呂に入らないと取れません。作業時はティッシュ必須です。
「インク」を混ぜるとつぶつぶと浮いてしまう
パレットに10円玉くらいの大きさに爪楊枝の先につけたインク程度でも、つぶつぶと浮いてしまって全く溶けないこともあるようです。10円玉くらい広げたレジンに直接ポタッは危険です。使うなら本当に少しずつで。
インクもパレットに取り、極少量づつ混ぜましょう。
アクリル絵の具
アクリル絵の具などの絵画用品でもレジンの色づけが出来ます。アクリルの方が良いかと思います。染料にはクリアなものと不透明なものがありますので、それぞれの用途に合わせて使い分けるのがお勧めです。
アクリル絵の具は少量をレジン液に直接混ぜて使います。アクリル絵の具は100均でも数色セットになっているものが売っているので費用を掛けずに着色したい方にはこの方法がオススメです。
こちらも、入れすぎるとレジン液が薄まり、硬化しにくくなるので入れすぎには注意して下さいね。絵の具でも着色できますが、レジンの質が変わって硬化しにくくなったり伸びが悪くなることがあるのでおすすめしません。
ちなみに、レジンを塗るとき筆を使ってはいけません。筆の跡が残るので爪楊枝でちょっとずつ塗っていきます。
パステル
パステルも100円ショップで数本セットになっているものが売っています。
使いたいパステルを取り出しカッターで薄くスライスして使います。削って粉状になるのでそれをレジン液と混ぜる感じです。パステルを、ハサミの刃などで削り、容器の中にほんの少量入れます。それをレジン液によく混ぜます。自分で量を調節できます。
粉っぽさが残り少し濁るということで、プリンターのインクを使ったり、専門のレジンカラーを混ぜる方法が良いとされています。
マニキュア
マニキュアを使うのはハンドメイドマーケットなどで販売されている作家さんも行なっているよく見られる着色方法です。種類によってはレジンとマニキュアは直接混ぜるとしっかりと混ざらなかったり、硬化不良を起こしたりもする様です。
使えるんですが、色が抜けたり落ちたりすることが多いのでおすすめはできません。でも固まりはします。
マニキュアを使うと、キラキラした奥行きのあるアクセサリーになります。しかし、透明感を出すのは難しいです。透明感が欲しい場合は、違う方法でレジンに着色しましょう。
カラージェル
カラージェルを使ってレジンを着色する方法もあります。レジンとネイル用のカラージェルも硬化不良を起こしたりします。また、表面がツルッとしていればカラージェルの定着が悪くなるため表面をヤスリ等で削ってから塗ったり…と工夫も必要になります。作品の劣化を考えるのであればオススメ出来る方法ではなさそうです。
ラメ / ホロ / ネイルアートアイテム
色がついているラメやホログラム、ネイルアート用のアイテムなども着色に使うことができます。粒子が大きいためキレイに染めることは出来ませんが独特の風合いを楽しむことができます。ラメやホログラムは100均でも数色セットのものが売られていますし、ネイル用のふわもこパウダーなども色んな色が発売されていますので混ぜたりしても面白い作品が出来るかもしれませんね。
クリアー染料
クリアー染料は、元来エポキシ樹脂用ではないのですが、樹脂用として売られている染料よりも色がとてもきれいに出ますし、混ぜ合わせても色がくすまないので、私は20年以上愛用しています。
ただブラックは成型後にこげ茶色になってしまい、ブラックやグレーになりませんので、ほかの色と混ぜて、くすんだ色を出すときにお使いください。
クリアーブラックやクリアーグレーに染色する場合は、模型用のラッカーや、プリンターのインク、万年筆の替えインクなどをお試しください。 混ざりにくいものもありますが、結構使えますよ。
(このクリアー染料はポリウレタン樹脂には使えません)
ピュアカラー
ファイブシーから発売されている、レジン、ウレタン、エポキシ、ポリエステルなど、少量できれいに色付けできる着色料です。
特に透明な樹脂に最適で、数滴で透明度が変わらず着色でき、混色可能です。6色・3色・2色のラインナップがあります。
タミヤのアクリルカラー
タミヤカラーは、プラモデルなどの模型用に作られた塗料です。タミヤカラーは模型屋さんとかで100円位で販売していますよ。1ビンで高くても¥150円くらいです。タミヤカラーはいろんな色があるから重宝ですよ(=⌒▽⌒=)
こちらは色数も多くて、何より、混色しなくても欲しい色があるのがいいです。
水性カラーやアクリルカラー、エナメルカラー、スプレータイプなどタミヤカラーには、さまざまな塗料が販売されています。
UVレジンは紫外線に当てて硬化させるので、中部まで紫外線が届くようにクリアカラー(透明色)を選びましょう。
着色する方法は、透明のUVレジン液にタミヤカラーをつまようじの先などに少量取り、UVレジン液を紙コップとかに流して爪楊枝などでタミヤカラーの塗料をすこーしずつ良く混ぜ合わせていくと色を付けられます。あとは普通に硬化させるだけです。
「タミヤのエナメルカラー」はUVレジンに不向き??
プラモデル用のエナメル塗料は、UVを透過しません。つまり、UVレジン液にエナメル塗料を混ぜるということは、UVに反応して固まるレジンに、UVを通さない塗料が混じっている状態です。簡単に言うと「固まらなくなる」ということです。
厚みのあるパーツは、まず作れないと思ってください。薄いものなら何とかなります。また、完全に硬化するまでに結構時間がかかってしまいます。UVレジンにエナメル塗料は、、、ちょっと無理があります。あまりオススメできません。アルコールのニオイが苦手な人にはキツく感じるニオイがあります。
ヴィトラーユ
ヴィトラーユ・ヴィトレアは本来絵の具なのでレジンに混ぜたと僅かに弾きます。ニュアンスカラーが綺麗です。
使いたい色があるなら、ヴィトラーユもいいと思います。
まとめ
やり方次第で無限に広がるレジンクラフトの世界…♡
ご紹介した通り、たくさんの着色方法もあり、レジンクラフトってとっても奥が深いですよね。
夏の季節はクリアのレジンも涼しげで可愛いのですが、UVレジンの着色をマスターすればデザインや作品の幅がグンっと広がりますので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?