UVレジンの初心者さんや、厚く盛る事に慣れていない方はUVレジン作品を「ぷっくり」させたり、「厚く盛り付ける」事って難しいですよね。
お店に売ってるものみたいに、ツルツルピカピカにしたいですよね。
『硬化してもベタベタしたり、固まりづらい・・・』
『ぷっくりさせるのが出来ないのは、不器用だから・・・?』
と思いがちだと思います。
練習不足もありますが、いくつかのポイントとコツを掴むと簡単にツルツルに仕上げることが出来ますよ★
ぷっくりさせる・厚く仕上げる(盛り付ける)コツとポイントを紹介していきますね。
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ぷっくり出来ない原因
まずは、原因を探してみましょう。心当たりがあれば改善してみて下さいね。
一度にレジンを厚く盛っている
よくある失敗原因としては一気にぷっくりさせようとして、レジンをのせすぎて決壊するパターンです。レジンを入れすぎて、枠から漏れてしまっていませんか?
一度に厚く盛らず、回数を分けてレジンを入れ⇒硬化させます。表面がべたついたままでも次の盛り付けを行い、回数を繰り返しましょう。その方が気泡が出来にくく、奥行き感が出ます。
この方法は、手間がかかりそうですが、結局はあまり時間がからず、確実にきれいに仕上げることが出来ますよ(*^_^*)
レジン液をボトルから出すときに、ドッブリ思い切り出すと「決壊」(レジンがあふれて流れ出てしまう)を招く可能性がありますので、そ~っと注入しましょう・・笑
何度も少しずつレジン液を足している
そ~っと注入しましょうと書きましたが、何度もちょっとずつレジン液を足していると、滑らかなぷっくりになりにくいです。
「えっ?じゃぁどうすれば?」となると思います。説明しますね。
UVレジンは硬化の際に収縮します。
薄く塗り広げて、硬化前は「ばっちり」と思ったとしても硬化すると縮んで【ムラになる・・】ということがあるのです。
なので、収縮する分を見込んだちょうどいい量を盛っていかなければなりません。
この「ちょうどいい量」というのが曲者で、形や大きさによってポイントが異なってきます。
ムラが出来る原因と対策
爪楊枝や竹串などを使って塗り広げた直後に硬化すると、塗り広げた時に出来る筋が残ったまま硬化してしまいます。
少し時間を置いて、レジンを落ち着かせてから硬化させましょう。
入れるパーツが多すぎる
中に入れる封入パーツなどが枠より高さがあるものだと、ぷっくりさせることが厳しいです。
できるだけデザインは平らにしてくださいね。
レジンを置いている台紙が傾いていた
傾きのせいで、レジンも偏ってしまいます。ペラペラな台紙を使うと、目視では真っ直ぐに見えていても、微妙に盛り上がってしまっていたり、曲がっている事があるのです!
出来るだけぶ厚いしっかりとした台紙を使いたいですね。
UVレジン液の欠点を理解して対策しよう。
UVレジンの欠点・・・それは、紫外線の光が適切に当たらないことで、空洞のような泡が出来てしまったり、厚みを作る事が苦手ということです。
ぷっくり出来ないのは「一度にレジンを厚く盛っていること」が原因の一つと説明しました。
そこでポイントです。
『厚みのある作品を作る場合は、一度に流すのでなく、何回かに分けて固める』
このほうが失敗がありません。
回数を分けて硬化させる場合、それぞれをしっかり硬化させることは悪いことではありませんが、実は表面にべたつきが残っていても、この上にレジンを盛り付け硬化させても一向に問題ないのです。
べたついた箇所は新たなUVレジンが上に来ることにより、空気が遮断され、そのため硬化は速やかに進むことになります。
最後の仕上げにしっかり光を当てることに心がけるだけでいいのです。
薄い層を重ねて、高さを出していきましょう!絶対に、一度で高さを出そうと思ってはいけません。欲張らないことが、「ぷっくり」仕上げる成功の近道ですよ。
ただ、さすがにUVレジンでの盛りでは、半球のようなドーム型にはできませんのでご了承くださいね。
ぷっくりした厚みのある作品の作り方
ぷっくりさせる・厚く仕上げる下準備
冬場はレジン液が低気温のためとろみが増します。レジン液のとろみが増してパーツのすみまでしっかり流れないことがありますよね。
レジン液を流し込む前に液を温めて、サラサラにして使うと出来上がりの完成度がアップします(^_-)-☆
レジン液を温める時は、エンボスヒーターが便利です。
気泡も取れて一石二鳥です♪
エンボスヒータが欲しい人は参考にしてみて下さい↓
用意するパーツ
丸のカタチの枠を用意してください。
いきなり、複雑な形に手を出す前に、初心者さんはいろいろなサイズの丸型を使って
「ちょうどいい量」を体で覚えるが一番です。
底はあるものの方が、はじめてなら、さらにやりやすいと思います。
ぷっくりさせる・厚く仕上げる作品の作り方
- 先にデザインをして、枠のギリギリまでUVレジンを入れて、硬化して下さい。
- 平らにレジンを入れてある丸の枠の中央に、UVレジンをのせます。
- のせたUVレジンを爪楊枝で全体に塗り広げます。
- 少しぷっくりできたら、UVランプに入れて硬化させてください。
- また中央にそっとUVレジンを追加してください。
- UVランプから、取り出してみて、まずは綺麗な爪楊枝でツンツンします。ペタペタした感じなら、またUVランプにしばらく入れておきます。
- もう一度、中央にUVレジンを少しだけのせ、全体に塗り広げます。
- UVレジンを塗り広げたら、硬化させます。
- さらに高さを出すときは、UVレジン→硬化を繰り返します。
作り方のポイント
慣れないうちは、少ないかな?と思うくらいの量を、のせてください。
ムラがないように綺麗に広げましょう。
そして、枠の端から、こぼれないようにも合わせて注意します。
全体に、UVレジンを広げ終わったら、真横から見てみましょう♪
ぷっくりしてますか?
「まだなってない!平ら!」
という場合は、枠より、少しだけぷっくりしてるくらいで十分ですのでもう一度レジン液を足して硬化しましょう。
ここで欲張ると、こぼれます。
枠のサイズや、UVレジンの量で硬化する時間はマチマチです。
といっても、だいたい1~5分程度で大丈夫です。
硬化しているかの確認は、指でダイレクトに触ると指紋がつくので、爪楊枝で確認しましょう。
それで固い感じであればOKです。
仕上げ付近の作品は、すでにぷっくりさせてあるため、こぼれやすくなっています。
中央から、だんだんと丸を大きくするイメージで塗り広げてください。
高さを出したいのは分かりますが、やり方としては表面にニスを塗るイメージでレジン液を足していきましょう。
最後の仕上げ
レジン用ふき取り液で未硬化の表面を拭きましょう。この後処理をして完成です☆
ぷっくりした厚みのある作品をきれいに仕上げるコツ
未硬化部分が残らないように
UVレジンは欠点があり、紫外線の光が適切に当たらないことで、
厚みを作る事ができないということでした。
着色のし過ぎ、或いはパーツの入れすぎ等で紫外線の光が適切に当たらないことが考えられます。
着色しすぎると紫外線が底まで届かなくなったり、硬化しなくなる場合もあります。
また、大きいパーツをたくさん入れていると、それが太陽光を遮って未硬化部分が残る場合もあります。
やりすぎ・入れすぎには注意しましょう。
硬化時間が足りなかったのであれば、追加で硬化させればきちんと固まります。
表面張力を利用する
ネイルでも使われている技です。
表面張力とは、コップに水をいっぱい入れた時、少し盛り上がってもなかなかこぼれないですよね?
このUVレジンの「ぷっくり」も同じ原理です(o’∀’)ノ
そして、もちろんある程度の量を超えるとUVレジンも水と一緒でこぼれてしまいます。
このこぼれない程度…というのが慣れないと難しいところかもしれません。
質の高いレジン液を使おう!
せっかく綺麗にレジンを盛り付けても、硬化後に気泡ができてしまった場合は、やすりで削ってまたレジンで盛り付け・・・と二度手間になっていまいます。また、この作業は初心者さんには難しいです。
ぷっくりツヤツヤにするためには、気泡ができにくい質の高いレジン液を使いましょう。
粘度の高いレジン液が扱い易い!
レジン液はそれぞれ特徴があり、サラサラしたものやトロっとしたレジン液があったりします。
ぷっくりさせるにはサラサラなレジンだとこぼれたりして扱いにくいんです。簡単に仕上げるには粘度の高いレジン液がオススメです。
ぷっくりツヤツヤになるレジン液のおすすめ♡
やっぱり「清原」のレジン液です。質が高く、粘度も高めです。ただ、値段が高めなので仕上げのみに使用するという方も多いです。
手芸店でも置いていない店舗が無いのでは・・?という位人気のレジンですが、Amazonや楽天で購入した方が安く手に入りますよ。
ぷっくりツヤツヤに仕上げたい人は一度使ってみてはいかがでしょうか?
「清原」のレジン液の特徴はこちらのページでまとめています。
まとめ
UVレジン液をぷっくりさせる・厚く仕上げる(盛り付ける)コツとポイントでした。
練習不足かと思ってレジン製作が苦手にならないで下さいね。少しのコツで上手にできるようになるはずですよ。
ツルツルピカピカのレジン作品を作ってみて下さいね♪