『レジン作品を売りたいな・・・』
もし、趣味のレジン作品に値段を自分でつけるとしたら、いくらにしますか?
また、自分で作ったレジンアクセサリーを売る時に値段ってどのようにして決めてますか?
適当にだいたいに付けていませんか?
それともきちんと原価を踏まえて利益が出るように価格設定をしていますか?
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原価計算して、その3倍が目安に
レジンアクセに限りませんが、商売として販売するのであれば、きちんと原価計算して、それ以下にならないようにすることはもちろんのこと、利益がでるように計算しましょう。
- レジン液
- 金具
- ラメ
- 空枠
このように、材料費だけでも数があります。
一気に材料を使い切って大量に作るのであれば計算は簡単にできますね。
しかし、ちょっとずつ使ったりすると材料費は計算しにくいですが、きちんと計算するようにしましょう。
また、材料以外にも道具(ライト・筆・モールド・消耗品)などのお金がかかります。
それに、販売となるとラッピングなどの費用もかかります。
この分もきちんと上乗せしたいところです。
たいてい原価の3倍が目安ですが、1/3 というのは、それくらいでないと売れても赤字になるというラインになります。
レジンアクセの相場とは?
レジンアクセサリーの価格の相場は大体原価の三倍だと言われていますが、ここでいう「相場」という言葉の意味は、「値付け」の相場です。
どういうことか説明しますね。
相場には「値付けの相場」と「売れる相場」があります。
「売れる価格」の「相場」は、「買う側」が決めることです。
これがやっかいで、買う側の相場はそれぞれの価値観で違ってきます。
たくさんの考え方や価値観があり、意外に違うのでとっても困ります。
そして、「値付けの相場」とは先ほども説明したように、『原価の3倍くらいで販売したい・・』というレジン作品を作り、販売する側の相場ですね。
値付けはむしろ「付ける人」の自由なので、「値付けの相場」と「売れる相場」のズレがどうしても生じてしまいます。
このズレを生じさせないためには、一番は【この価格に見合ったものか?】と追求しましょう。
売れないのには「売れない理由」があります。
その一つが、値段と「欲しい」が一致しているかどうか…もう少し安ければ「買うのに~」というポイントを押さえていれば「売れる」ものもあります。
制作側の手間や思い入れはありますが、高くても売れるものと、安くても売れないもの…値段の設定、見直しは行う必要もあると思っています。
消費者(買う側)の価値観
値段を見て、それを高いと思うか安いと思うか、買うか買わないか決めるのは消費者です。
最近はレジン作家さんも増えてきましたので、「自分に作れる」と思った作品を買う人はいません。
高いから自分で作ろうと思う人もいるでしょう。高いけど自分じゃ作れないし、気に入ったから買うって人もいます。
また、値引きして、「それがとっても良い製品」だと買った方が思われた場合に、もっとお金出して買いたいと選択する人も居るでしょう。
常に価格設定を見直そう
あまりにも長く買い手のない商品は、価格設定から見直します。
ただ、材料費よりも手間がかかっている様な物は価格を見直すのは嫌になるときがあります。
自身の作品に自信があれば譲れないのは当然です。
そこは現実とプライドのせめぎ合いです(笑)
自分の譲れないラインがあると思うので、そこから外れない価格での販売でいいんです。
でも、売り方にはさまざまあると思いますから、自分で確立していくしかないと思います。
価格設定は利益を出せる値段を付ける
その利益でまた新しい材料を買ったり、励みになります。
また材料コストについても 人それぞれです。
同じ材料の仕入れ値段は みんな同じではありません。
それから 営利として成立するかどうか という問題もあります。
下手な物を作って 高い値段をつけても 売れなければ利益は出ません。
手間暇かけて上質なものを作って 安く売っても利益はでません。
いろいろ勉強、経験してみて、だんだんにわかって来ます。
なんでもそうですが 一般論が通用する範囲と そうでない部分があります。
デザイン性やパーツが珍しいものは高くても良い
もちろんパーツが珍しいものとか、技術を使っている場合、デザイン性が高ければもっと高くてもいいわけです。
そこにデザイン料や労力の値段も入っているわけです。
他のレジン作家さんの値段を見てみよう
ハンドクラフトサイト(minne、creemaなど)で、レジンの作品はたくさん出品されています。
自分の作品と似たようなものがどれくらいで出品されているのか、見てみましょう。
やはり、これくらいの値段じゃないと売れないのかな?と悩むと思いますが、検索して参考にしてみましょう。
値下げやセールはやらないべきか?
さて、価格設定を考えたところで、ここでは値下げやセールについて学んでいきましょう。
もし、半年くらい売れないレジン作品や気泡が入ってしまったものをあなたはいくらで販売しますか?
半年くらい売れないレジン作品でも、作品価値が下がるので値引きはしないほうが良いのでしょうか?
大事な作品です。お金を払ってでも欲しい、というお客様に買って頂くのが山々ですが、「在庫」として何年も保管することになったら元もこうもありませんよね。
譲れないラインと、これだけの労力と時間と、との思いがぶつかります。
そんな時は以下の4つの方法で販売してみて下さい。
①セール品として販売する
レジンは、経年変化(劣化)してしまうものなので、期間を決めてセール品にする人もいます。
制作して半年~1年経過したものはセール価格(材料費+少し)にして販売するのがおすすめです。
流行りや、計時劣化(黄染)などが起きたり、その時々で、自分の作風が変わったりもするので、その時に「セール」として販売することはあります。
②【B級品】として販売する
小さな気泡ができてしまった場合は「気にする方」とそうでない方がいます。
レジン作品はどうしても気泡やホコリなどが入りやすいですよね。
そういった時には、B品として販売するのがおすすめです。
きちんと気泡が入ってしまっていることを伝え、納得して買って頂けるのでクレームもないです。
③値引きして販売する
長く残った在庫や、お得意様へなら良いかと思いますが、安易に値下げするのは止めましょう。
もちろん理由付で販売するのが鉄則です。
④お試し価格品として販売する
まず手始めにお試し感覚で買って貰うというのも有りでしょう、実用的な物であれば尚更。
ネットでも販売していますが、基本イベントごとに新しいものを一つ作成しますので、その段階で以前のデザイン(定番以外)は自分の中で昇華されていたりしますから訳ありセール品みたいな感じで売り切ってします
…自分が買ってよかったから友人に。自分用の予備にと購入されるリピのお客様もいらっしゃいます。
いくつかのイベントごとに毎回値段が違う(交渉して下げる)のは問題ですが、値下げしたものをそのままの価格…であれば問題ないかと…
定価>値下げ>定価…では問題ですが、定価>セール価格維持…であればよいという感じですね。
同じイベントの違う会場(違う地域)に出店した時に、値札のまま買ってくれるお客さんが集まる会場と、全て値切ってくるオバチャン(失礼)の会場がありました。
会場の地域性や客層というものの勉強になりました。
それ以来、それらの点を意識して物を作り、値段をつけるようになりました。
でも一度だけ値引きに応じたことがあります。
私はパッチワークなので、それで作ったぬいぐるみだったのですが、少しだけ安くして売りました。
売れずに残って持ち帰るのが大変だったので。
でも、買って下さったお客さんがとても大事そうに抱いてくださったので、それだけで満足でした。
一応ハンドメイド作家のはしくれだし、真剣に製作はしているし、フリマで売ってるんじゃないんだから、割引とか値切りとかあり得ないと思いました。
こんな考えおかしいですか?
できれば、ハンドメイド作家さんのお返事おまちしています。
私も本業(自宅で自営)の他に、副業で制作・販売しています。
私も値引きはしません。
が、
イベントなんかでは閉店30分前くらいから赤札(値札に赤ペンで価格を訂正)にする人もいますね。
値を上げたり下げたりしない方が良い理由を書き忘れました。
ハンドメイドのイベントは、同じお客さんが多く出入します。(同業者の出入も多いですね)
購入してくれた方の中にはあっちのイベントとこっちのイベントで値段が違うと快く思わないお客さんがいます。
普段は地元のイベントだけれどたまに都心で参加するみたいな、出張したり物価が余りに違った場所でやるような時はもちろん価格の幅はあっていいと思います。
それも手売りする楽しみではありますよね。委託やネット販売ではまた味わえないことですから。
セミプロとプロの価格設定は違う?
レジン作品を販売している方たちか以下のように大別できます。
- 素人
- セミプロ(副業・趣味)
- プロ(本業)
素人さんで、お世辞でもうまいと言えないようなレジン作品でも相場にのっとたり、原価×3倍の値段で販売しても良いと思いますか?
それこそ「こんなにするの?」「このクオリティで?」と思われてしまえば、「売れない」です。
もちろん、誰でも作れそうなもをあまり高くし過ぎたらあまり売れません。かといって安過ぎたら、ボランティアになってしまいます。
でもそういう人は淘汰されていくと思ってるし、値段ではなく技術で勝負するしかありません。
薄利多売じゃ、モチベーションも下がるし、ただの内職になってしまいます。
趣味でハンドメイド作品を売っています。(私の場合、ネット販売でなく、ショップにおいてもらったり、イベント販売です)
たくさん売って収入に…というよりは、趣味を楽しんでいて、気に入ってもらって買ってもらえたら満足です。かといって、素人でもなく、セミプロみたいな状態です。
しかしながら、やっぱり売れないと淋しいなと思います。
作るのが好きなだけで、利益はいらないし売れたらそれでいい、赤字になってもかまわないなら、適当でもいいでしょう。
ただ、本当に商売してる人、というより作家(アーティスト)からしたら、正直ちょっと困りものです。
ものには相場というものがあるのです。
また、買う側も同じような商品だったら『なぜ、値段が違うの?』と困惑してしましまいます。
デザフェスなどのレジン作品の相場
あと自分で材料など買ってみて思うのですがwebショップなどで売ってるようなレジンアクセサリーの値段って原価考えると高くないですか?不愉快な思いをしましたらすいません。ただ少し疑問に思ったので。
ピンキリなのでなんとも言えませんが、人気作家さんの一点ものだと5000円ぐらい平気でついてるものもあります。
デザフェスは手作り基本なのでどうしても単価高めになりがちです。
一品1000円前後のものが多いですが、デザインやサイズによっても変わってきます。
お目当ての作家さんがいるのであれば、ブログやヤフオク、通販サイトなどから目安が分かると思うのですが…
レジンアクセの値段で驚くようじゃ、洋服や飲食関係で働いたら、原価の値段にもっと驚くと思います。