『ネイルで使っているLEDライトがあるので、LEDライトで硬化するレジン液が欲しい』
『UVライトより早く硬化したいので、LEDで硬化させたい』
『レジン作品の黄変が気になるので、LEDライトを使いたい』
こんな方におすすめなのが、LED対応のレジン液です。まだ数は少ないのですが、LED対応のレジン液は、徐々に普及してきています。このレジンは【第三のレジン】とも言えます。
現在、LEDライトで硬化するレジン液は【3種類】しかありません。それは、パジコの「星の雫」とケミテックの「クラフトアレンジ ハイブリット」、ルスターグロスの「艶 006」です。
この3種類の違いは、質と値段です。安くても臭いを我慢できるのであれば同じ位の性能です。今回は、この3種類のレジン液について紹介していきますね。
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LED対応レジン液を使うメリット
UVライトよりも硬化が早い
何よりLEDレジンは、固まるのが早いんです。UVだと結構時間かかっちゃうそうだし、気泡が入りやすいらしいです。やはり良いレジンを使うのが作品を綺麗に作り上げるコツなんだと思います!
UVライトよりも黄変しにくい
産業用の通常のUV硬化は、高圧水銀ランプによって200nm~500nmの強力な光を発生させ、数秒から、10数秒で完全に硬化させています。
一方、ハンドクラフト用では、短波長の紫外線は有害性が高いため、波長としては350nm程度以上の低出力の弱い光を使用し硬化させています。そのため、硬化には数分間以上を要してしまいます。
現在、販売されているレジン液の中でLEDで硬化するものは3種類ですが、LEDのみで硬化するわけではありません。UV/LEDどちらでも硬化するレジン液として売られています。
ですが、やはりLEDライトで硬化するほうがメリットが多いですので、これからライトを購入するのであれば、LEDライトも検討しても良いかと思います。
詳しくはこのページで解説しています。
レジン液は、作る物によって使い分けることがコツ
LEDライトで硬化するレジンは、その硬化の早さから収縮率が高くなり、型から反ったりする場合が多いです。照射距離が近いと強力に1点集中してしまうのか仕上がりが早いですが少し反ります。
UVライトで硬化するほうが型から反ったり収縮しにくいです。
小さなキューブのモールド型であれば、LEDライトでも問題ありません。このように作る物でUVライトかLEDライトかで使い分けるのがベストかもしれません。
それにしてもLEDライトでの硬化はめちゃくちゃ早い!これは嬉しいことですね★
LEDライトで硬化するレジン液 3種類の紹介
クラフトアレンジ ハイブリット
ネイル用LEDライトでも硬化するハイブリッドタイプで、もちろん太陽光やUVライトでも硬化するハイブリッドUVレジン液です。
たっぷりの容量があり、リーズナブルなUVレジン液です。
ガラスの透明感!硬化表面はツルツル!仕上がりは超ハード!アクセサリー製作に最適です。
ハイブリッド クリアスリム
ケミテック株式会社
●容量:65g
●色:透明
●硬化時間:
・UVライト(36W使用時) 約3分~
・LEDランプ(365~405nm) 約3分~
・太陽光(晴天時) 約5分~
(作品の厚みや季節により異なります)
※レジン液特有のにおいが気になる場合がありますが、製品に問題はありません。しかし、臭いが強めのレジン液ですので、苦手な方は違うレジン液にしましょう。
パジコ 星の雫
臭いがなく扱い易いレジンで、初めての方にもオススメです。ネイル用のLEDランプ20から30秒で充分、硬化します。
パジコさんのシリコンモールドを使う場合は同じメーカですので、相性が良く液もサラサラなので作り易いです。
透明感があり、べたつきは全くなく、匂いも少ない。ものすごく優秀です。大きいボトルで買えばコスパも他のレジンと大差ないです。
着色に関しては少々癖のある商品です。エンボスヒーターを当てると着色料が分離してしまう・・・ので、色付けして使いたい場合は慎重に混ぜましょう。
ルスターグロスの「艶 006」
このルスターグロスの「艶 006」のレジン液も、UVライト/LEDライトどちらでも硬化します。透明度も高く、仕上がりが綺麗です。たくさんのレジンの中でも1位2位を争う透明度です。臭いがなく扱い易いレジンで、初めての方にもオススメだと思います。
硬化時間目安
- ブラックライト:約2分~4分
- LED:約1分~2分
- 太陽光:約4分~10分
まとめ
パジコの「星の雫」とケミテックの「クラフトアレンジ ハイブリット」、ルスターグロスの「艶 006」を紹介しました。
作りたいものが透明感を出したいものなのか、シリコンモールドで作りたいのか、値段が安いものが欲しいのかで選びましょう。