レジンの期間がたった後のべたつきが気になる時がありませんか?
硬化したときは完璧と思えたものが、一年位経ってなんとなく表面にベタつきが出てきたり、
何度も手で触っているうちに濁ってきたり・・・
手の脂や細かいホコリやゴミなんかも濁りの原因になります。
ひどい場合は、
「自宅で作ったUVレジンの作品を空き缶にしまっていて、取り出したら溶けていた。」
なんてことも。
UVレジンが硬化後にべとつく、濁る、溶けることの原因はなんでしょうか?
原因は色々あるのですが、今回はこのレジンのベタつきなどの原因や取り方について紹介したいと思います。
ちなみに、レジン作品を作った直後のべたつき(何度も硬化してもべたつきが取れない場合)は、
硬化不良でUVレジンの品質が悪い場合や、硬化時間が不十分でない時に起こります。
1日くらい窓際に置いて太陽光で硬化させると固まることもあります。
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期間が経過したべとつきの原因
レジン=樹脂=プラスチック ですので環境によって溶ける可能性はあります。
ただ、通常の着用時には聞きません…。
硬化不良気味のものをコーティングで抑えてあった
硬化不良気味だったのをコーティングで抑えてあったのかも知れません。
濃い着色で、一度に大量のレジンを硬化すると、表面は固まっているけれど、内部はぶよぶよの未硬化という状態になります。
この状態ならば、何かの拍子に中の未硬化レジンが漏れ出し、溶けているかのように見えことるはあると思います。
コーティング素材が不適合
完全硬化していても、後のコーティング素材(ニスやマニキュアのトップコート)が不適合だったかも知れません。
別のメーカーのレジンを混ぜた
高温で保管していた
特に、空気がなく(あるいは少なく)温度の高い状態にさらされていると、容器の中でゲル化したり、粘度が高くなってきたりします。
そのため、直射日光が当たる場所などの保管は避けてください。
べたつきを取る対処法
UVレジンを薄く塗ってもう一度光硬化する
もう一度UVレジンを薄く塗布し硬化させる方法が一番です。
この時の照射時間は長めにとりましょう。
そもそも、レジンは回数を分けて硬化させることが望ましいと言われています。
その都度しっかり硬化させなくても実は問題が無いって知っていますか?
それぞれをしっかり硬化させることは悪いことではありませんが、実は表面にべたつきが残っていても、この上にレジンを盛り付けて硬化させても
一向に問題がないんです。
なぜなら、べたついた箇所は新たなUVレジンが上に来ることにより、空気が遮断され、そのため効果は速やかに進むことになります。
最後の仕上げにしっかり光を当てることに心がけるだけでオッケーという事です。
一度に厚く盛らず、回数を分け、表面がべたついたままでも次の盛り付けを行い、回数を繰り返すという方法でも、あまり時間がからず、確実にきれいに仕上げることが出来ます。
ですので期間が経過したとしても、べたつきが残っていても、もう一度レジンを薄く塗って硬化させることが有効です。
ベタつきを除光液で取り除く
未硬化ジェルの拭き取り液やノンアセトンの除光液で拭くとベタベタがとれることもあります。
純アセトンで拭く
更に光硬化の後ピュアーなアセトンで拭くと尚良い。
ピュアーなアセトンのみで表面を拭く。
純エタノールで拭く
エタノール(アルコール)で拭く。念には念をということで、表面をアセトンで拭き、UVレジンでさらに硬化させて後エタノールで拭く。
作品を作る上で注意すること
長めに硬化しよう
説明書にある効果時間目安+4〜5分で硬化してみてください。
私もレジンのベタつきに長く悩んでいましたが、どんなに安いレジンでも硬化時間を長めにとってしっかり硬化すると、劇的にベタつきが無くなりました。
100均でないレジンなら結構長くランプ照射しても大丈夫だと思いますが、黄変だけ注意しながら試してみて下さい。
色々な角度から硬化しよう
シリコン型から外して、裏返したり立てたりして角度変えながら360度からライトを当てて硬化しましょう。