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【UVレジン】モールド型の特徴と使用上の注意点・取り扱い方法

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シリコンモールドは、使用上の注意点や取り扱いを気を付けない点があるって知っていますか?

モールド型(シリコンモールド)は、全部同じだと思っていませんか?

モールド型は全部、シリコン製で耐熱性があって劣化しにくくて洗いやすくて丈夫って信じていませんか?

モールド型にも特徴の違いがあって、使用用途によって長所短所があります。UVレジンに使うには何でもいいわけじゃないんです。

実は、シリコンモールドは、ある程度使うと劣化してダメになります。モールドでUVレジン作品をつくっていると、傷んできたりスジや歪みが出て来ます。これは、モールドを抜くときの仕方により、無理な力がかかって知らず知らずのうちに型を傷めてしまっているからなのです。

また、モールド型の中で、レジンに使うにはいくつか注意点があり、使えないものと使えるものがあります。UVレジンでモールド型を使う場合は、きちんと見て選びましょう。

UVレジンで使えないモールド型の特徴

モールドの仕上げ加工について【ツルツル・ザラザラ】

鏡面仕上げがされているか、型の表面の加工がモールド型により違います。

特に製氷器やお菓子の型の場合、鏡面仕上げが施されていない場合があります。鏡面仕上げとは表面をツルツルにすること。この鏡面仕上げがされていないと、レジンが固まった時に曇ったり少しデコボコに仕上がることがあります。

その場合は表面を磨いたり、もう一度レジンを薄く塗って硬化させ、ツヤ出しを行う必要があります。

よくよく見てみると見るからにツヤツヤして光を反射しているものと、つや消し加工したみたいにザラザラしているものがあります。

この、ツヤツヤしているもので作ると透明のパーツができますが、ザラザラの方で作ると半透明になります。

ツヤツヤのだと向こうが完全に透けます。ザラザラはすりガラスみたいな感じ。不透明塗料を混なければうっすら透けます。どうやら型が接している面が濁るようです。

研磨してトップコートを塗布するともう少し透明感は出ます。クレンザーで磨いた後、ルーターでぴかぴかにします。バフの扱いがまだイマイチ慣れない。完全に透明にするにはもっと磨かないと・・・、と思ったけど、これはこれでかわいいので良しとします。

透明感を生かしたいときはツヤツヤのをオススメします。

着色・塗装する場合はザラザラのでもぜんぜん問題ないです。ザラザラと書いてますけどそんな印象がするだけで、実際の手触りはつるつるですよ。

UVレジンは透明の型しか使えない?【色付き・透明】

シリコン型にはレジン用の半透明な型と、製氷器やお菓子用の不透明な型があります。不透明な型の場合はエポキシレジンでないと使用できません。

2つの液を混ぜて作るエポキシレジンの場合は、固まるまで1日~2日かかるものの、基本どんな色の型でも大丈夫です。

しかし、紫外線によって固まるUVレジンの場合は、半透明の型でないといけません。不透明の型だと紫外線を通さず、固めることが出来ないためです。

耐熱性でないもの

物によっては、耐熱性がないのがあります。
製氷用シリコン型は、製氷用なので高温には耐えられないものもあります。

気泡を除去する際にエンボスヒーターを当てる場合は、耐熱温度に注意しましょう。

変形したり、溶けてしまったり・・とトラブルの原因になります。

また、火傷したりしないようにしましょう。

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パジコのソフトモールドの特徴

UVレジン専用のパジコ製のソフトモールドは、100均のものに比べると高いですが、柔らかく扱いやすい人気のモールドです。バリエーションも豊富ですしね。

しかし、よく勘違いされているのは、【パジコのソフトモールドの材質は「シリコーン」と思われていること】です。

ソフトモールドはパジコが開発した、特殊ポリプロピレン(PP)製です。ですので、同じシリコンモールドだと思って扱っていると(耐熱温度は70℃なので)UVレジンを熱いうちに型から抜いたりすると寿命を縮めてしまいます。

(裏技)モールドを長持ちさせる外し方
ここで必要になるものは….
『 消毒用エタノール 』
薬局で購入できるアルコール類なのですが、UVレジンクラフトにはと〜っても便利な優れもの。
硬化前のUVレジン液のクリーナーとして使えるので、1本は用意していたい。

ソフトモールドから型を傷めずに外す方法

UVライトを照射して硬化したUVレジンを、5分ほど冷まします。
消毒用エタノールを小皿に移し、筆(メイク用の使い捨て筆)、または綿棒を用意します。
ソフトモールドと硬化したUVレジンのすきまに、綿棒などで、エタノールを少量流し込みます。
すると、エタノールがUVレジンの隙間に浸透し、裏から軽く押すだけで外せるようになります。
モールドが傷むのは、UVレジンの硬化物を型から外すときに、無理に引っ張ったり、裏返して抜いたりするために、樹脂の表面に細かなシワがついて劣化させていることにあります。

エタノールを使う事で、型離れが良くなり、未硬化のUVレジンも掃除できるので一石二鳥ということになります。

この裏ワザは、レジンが外しにくい「ソフトモールドキューブ」や型から外せなくなったレジンを取るときにも有効です。

エタノールを使う時は、必ず、硬化物が少し冷めてから作業してください。

型に厚みがあるため、液を入れたときに型崩れもしません。しかし、高い。小さいのにネット価格でも¥600超えてます。手芸屋さんの安売りでもう少し下がることもありますが、大体その辺の値段で売っています。

1個のモールド型にサイズ違いで複数作ることはできるのですが、同じサイズのものを何個も作るとなると、同じものを購入するとコスパが悪い・・・ので、大量の作品が作れないです。小さくてかわいい作品を少量作るには最高だと思いますが、数をこなすのは現実的に無理があります。

また、柔らかい素材で型から外し易い反面、耐久力がないです。

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百均のモールド型の特徴

100円ショップのモールド型は、種類が豊富です。特にバレンタインの時期は新商品も沢山出ていて狙い目です。種類が多すぎて、色々買ってしまいますね。100円ショップは商品の入れ替えが激しいので、後で買おうと思っていたら無くなっていたり、売り切れも多いです。

こちらもツヤツヤした鏡面仕上げされたものとザラザラした鏡面仕上げがされていないものがあります。安い割りに耐久力もあり、おかずカップなんかは10回20回使ったところでへっちゃらです。多少色落ちする程度。耐熱性も有る種類もあるので、その場合はエンボスヒーターを当ててもOKです。

しかし、百均のは型が薄いです。安いから仕方がないのでしょう。製氷用と同じでレジン液を入れた後持ち運ぶのは危険です。また、同じ「チョコレート用」でもメーカーによって違う場合があるの注意して下さいね。

 

製氷器

特徴として、氷が外れやすいようにという配慮なのか、型が薄いのが多いです。レジンを入れて持ち運ぶのはちょっと難しい。箱に入れた状態でレジンを流し込んで作業した方が良いみたいです。

シリコンモールド(単体タイプ)

1つの型につき1つの作品が作れる型です。厚みがある型の場合、UVレジンで一気に固めようとすると中まで十分に紫外線が通らず、固まりきらない場合があります。UVレジンを使用する場合は何度かに分けて固めるようにしましょう。

シリコンモールド(複数タイプ)

1つの型につき複数の作品が作れる型です。つまようじを使う場合は傷がつきやすいため、慎重に行う必要があります。一度傷がついてしまうと、次に使うときに傷がそのままレジンについてしまいます。レジンに着色する場合は、一度別の容器でレジンと着色料を混ぜてから注ぐと安全です。

立体

球状・柱型などのレジン型です。こちらもUVレジンを使用する場合は形によっては十分に固まらない恐れがあるため注意が必要です。

使用上の注意

●本体のホコリやゴミを除いてから使用してください。
●底面が出来上がりの表面になりますので、レイアウトを考える際、反転させてください。
●電子レンジやオーブンには使用しないでください。
●食品には使用しないでください。
●材質上傷がつきやすいのでカッターや金属製のへらなどは使用しないでください。
●硬化後は収縮するため仕上がりサイズとは異なります。
●レジンが高温のままかたからはずすと場合により型が破損する恐れがあります。

使用上の取り扱い

使用できる回数

レジンなどの化学変化して硬化する物は20個程度を目安としてください。
他の素材については、使う素材によって使用回数は変わり、ねんどなどの化学変化を伴わないものは相当数使えますが、型自体に経年による変化が起き、無限には使えません。

使う素材のの使用回数により耐久性は異なります。

モールドは消耗品です。UVレジンで使用し続けると、反応熱により、変形や曇りの現象が起こる場合があります。

使用できる素材

レジン、アクリルパウダー、UVジェル、オーブン粘土、銀粘土など、あらゆるものに使えます。

使用できる温度

耐熱180度までOKなもの、耐熱温度 70度C/耐冷温度 -20度Cなど様々です。

使った後はきれいにする

シリコン型は何度も使うものです。ラメや着色料などが残っていると次の作品にも影響が出ます。使った後はかならずきれいにしましょう。

一層目はうすーく伸ばしてしっかり固めておかないと、型から外した時にめりょっとなりました。底のほうか固まりづらくて、薄くレジン塗り足した

【保管方法】

  • 直射日光をさけ、ホコリの書からない場所で保管してください。
  • 本製品同士を重ねて保管しないでください。
  • お子様の手の届かないところに保管してください。
  • 材質上傷がつきやすいのでカッターや金属製のへらなどは使用しないでください。

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