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レジンがベタつく・・原因と対処・改善法について

粘着

レジン作品を作って完成!!

やっとできた~!

と喜んだのもつかぬまで、

『あれ?しっかり何回も硬化させたはずなのにベタつく…』

『なんとかこのベタつきをなくしたいな・・・』

と思いますよね。

実は、レジンの表面のべたつきは「硬化不良」が起こっているところなんです。そのままの状態ではその硬化不良はどうにもならないんです。レジンのべたつきは完全に硬化不良と言えます。

その硬化不良を起こす原因は2種類あります。

一つは、使用したレジンの特性(質の悪いレジン液)を使用した為です。

二つめは、製作過程での影響が原因です。

それぞれ説明していきますね。

べたつく原因

質の悪いレジン液が怪しい・・

レジン液によっては完全に硬化できないものがあるそうです。そのレジン液が「質が悪い」ってことです。

質の悪いUVレジンは、硬化後もベタつくらしいです。
ダイソーのは評判悪いですね…。百円ショップなどのものを使っている場合のべたつきは、まずはレジン液を変えてみましょう。

この質の悪いレジン液は、紫外線をいくら当てても・放置してもベタつきが収まらないようです。衣服などと違い、レジンは完全に定価と質が比例します。

有名な清原などのメーカーの値段の張るものになれば、他の原因が無いのであれば、ほぼ間違いなく硬化できます。

初心者さんでは、UVレジン液は『こんなものがレジンなんだ・・』とも思ってしまいそうですよね。

おすすめのレジン液はやはり、品質の高い清原のレジン液です。

できれば一度騙されたと思って「清原」のレジンを使ってみて下さい。レジン作家さんも愛用しているレジン液で、指紋がつくほどのべたつきが取れないことは滅多にありません。

これでべたつきが収まるようであれば、レジン液があなたのレジン作品が「べたついてしまう原因」だと考えられます。

レジンクラフトで一番ケチってはいけないものは、【UVレジン液】なのです・・😉

おすすめの「清原」のレジン液
【清原】UVレジン液の特徴・評価・口コミまとめ

質が高く、べたつきにくい他のUVレジン液について詳しくはこちらの記事をクリックして読んでみて下さいね。

UVレジン液の選び方【用途や種類・特徴の比較】
UVレジン液は、メーカーによって使い勝手も仕上がもまったく違います。どんなレジン液がおすすめか分かりやすくまとめました。

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製作過程での影響

「質の悪い」レジン液以外にも、レジン作品を制作していて【硬化不良】を起こしてしまう原因は多数あります。

詳しく説明していきますね。

硬化の時間不足

べたつきの一番多い要因は紫外線(UV)に当てる時間が短すぎることです。もう少し硬化時間を増やす必要もあるかもしれません。

作品によって封入物やレジンの量に違いがありますよね。ですので、レジン液に記載されている硬化時間よりも長めに硬化した方がいいですよ。

しっかりランプで指定時間で固めても、中は固まっているのですが表面だけが触るとべたべたした感触がある場合は硬化時間が足りないかも知れません。そんな場合は、もう一度硬化してみましょう。

硬化の時間不足かと思って硬化の追加をしてもべたべた…。これは、レジン液の質の問題か他の原因が考えられます。

レジンは湿度や気温等にも影響を受けるので、UVライトなどはこれでもか!!!というくらい当てておくのがおすすめです。

水分が影響

そこそこ有名なレジン液でもべたつく場合は、硬化中や作業中に水分が入った、もくは型などに水滴が付いている可能性があります。

水分は硬化不良の元です。レジンは「水分」と相性が悪いです。

着色剤の影響

着色料とレジンの相性が悪かったりする場合等も上に同じです。《レジン用》と書いてあってもクリスタルレジン限定でUVレジンが不可だったりします。レジン用ではない液体塗料を使用した場合にも硬化不良が起こりえます。

また、着色料を入れすぎても紫外線がレジン液に当たらずに硬化不良を起こします。ブローチサイズなどの場合は爪楊枝の先端程度の塗料でも効果不良を起こすことがあります。

大きなサイズを作るときには割合的な問題でOKなこともあるのですが、ブローチサイズでは液体塗料よりも、粉末、顔料などを使用すると効果不良のリスクを避けることができます。

おすすめの着色剤はパジコの宝石の雫です。UVレジン専用なので硬化不良を起こしにくいです。着色するとなぜかべたつく場合は、着色している方法を疑ってもいいかもしれません。

おすすめの着色剤

【レジンの専用着色剤】パジコの(宝石の雫)がおすすめ☆色付け法

一回で固めている

一度に厚く盛りすぎてもべたつく原因となります。ありがちなのは、レジンの入れすぎです。一度に欲張ってレジンを入れてしまえば当然硬化時間は長く必要になってきます。

型に流したあとに、軽く固めて、またレジンを流して固めて…を繰り返すと綺麗に仕上がりやすいし、つやも出ます。ぷっくりさせたいからといって、レジンを入れるときに一気に流し入れると万遍なく硬化しないので何層にも分けて作った方が良いです。

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シリコンモールドの使い方が悪い

シリコンモールドなどを利用する場合、最初の硬化をしっかりしないとべたつきが残る場合があります。底の方がUVライトが届きにくいのです。

モールド方は意外に初心者には扱いが難しく、コツを掴んでから使用した方がいいかもしれません。詳しくはこの記事を読んでみて下さい。

【レジン】シリコン型を上手に使うコツ・ポイント
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劣化したモールド型を使っている

モールド型は使っている内に必ず汚れて劣化します。劣化したモールド型を使うときちんと紫外線が当たらずに硬化不良を起こし、べたつきが残る場合があります。

お手入れをすることで汚れや劣化を防止することができます。

お手入れをせずに汚れを付けたまま使用すると作品に悪い影響を与えます。こちらの記事を参照してみて下さいね。

シリコンモールドのお手入れの仕方【洗い方・掃除・保管方法】洗って劣化を防止しよう!
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ランプの波長が違う

UVレジン液は、メーカにより硬化する波長が多少違います。

また、UVランプの紫外線の波長があってないと硬化しにくい場合があります。ネイル用のランプやLEDライトでも硬化するレジン液はありますが、ほとんどのレジン液は硬化しにくいです。

太陽光で硬化させてみてきちんとべたつかずに硬化するのであれば、お使いの硬化させているライトが原因だと考えられます。

(日光でもダメならレジンそのものが余り良い物では無かったのかと思います。)

UVレジンが硬化する【UVライト】についてはこの記事に詳しく書いています。

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普通の家にあるLEDのスタンドライトやジェルネイル用のライト、100均のUVランプやLEDランプなどで、UVライトの代用としてレジン液は硬化するのでしょうか?今回は、UVとLEDの違いやUVレジンを硬化するために「LEDランプは使用できるのか?」ということを紹介しますね。

レジン液の劣化

レジン液は製造されてから日々劣化していきます。レジン液全てにいえることですが、未開封でも劣化することがあるようです。経年劣化したレジンを安価で販売していることもあります。

一回開けたら使いきりましょう。
日に少しでも当たると固まります。

メーカーによって違うらしいので、長期間保存した後どうなるかは何ともわかりません…。

UVライトが古くなり紫外線が弱くなっている

UVライトのせいかどうかは、日光に当て硬化してみればわかるかと。日光でしっかりと硬化すればライトの問題かもしれません。

日光でも同様にベタつきがあればレジン液が原因の可能性があります。

作る物の厚さや液の量、UVランプの力が弱い等でも硬化時間が違うようです。ランプは使っていない時も少しずつ劣化しているらしいです。

uvライトの電球は、【消耗品】なので交換が必要です。

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固まりきる前に手で触ってしまった

固まっていないわけではなく触ると指紋が残る感じのぺたぺた感は硬化不良です。

ですが、指でダイレクトに触ると指紋がつくので、爪楊枝でツンツンして確認しましょう。

再度、硬化させようとしても、手の脂や細かいホコリやゴミなんかも硬化不良の原因になるので、固まっているかチェックする場合は爪楊枝で端のほうを触ってみましょう。

「封入物」によるもの

封入物、型によってはUV透過率の下がるものがあります。レジン液は紫外線が当たることで硬化しますので、パーツの入れすぎには注意しましょう。

金属枠がべたつく場合も、レジンの硬化不良です。枠だけにべたつきが残るのもやはり硬化不良でしょう。レジンクリーナーなどで拭き取りましょう。

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ベタつきを治す・対処法

両面にUVライトを当てる

片面が硬化したら、シリコン型などを裏返しして反対側もライトでしっかりと照射しましょう。
べたつきがなく仕上がります。

上から新しくレジンを盛る

あまり厚みのあるものをいっぺんに流し込むと
硬化不良の原因になります。

1度硬化不良を起こしてしまったものは固まりづらくベタベタします。

また、品質的に劣っているUVレジンは表面のべたつきがなかなかとることが出来ません。

レジン用洗浄液や、アセトン入りの除光液で未硬化部分を拭き取り、上から新しくレジンを盛って硬化させましょう。

未硬化部分が多い場合は、そのまま上から新しいレジンを盛っても大丈夫です。

上からレジンでもう1度コーティングし、固めると良いかと思います。

高いレジンをレジンの上に重ねて硬化させれば綺麗になります。

100均のレジンを使って、仕上げにメーカーのレジンを塗って固めれば、べたつきはなくなります。

表面に薄くレジンを塗って硬化させるといいと思います。
ただ、もう一回塗ると刷毛痕が残ったり上手くきれいに塗れなかったりするので、最初の硬化をしっかりとがきれいに出来ると思います(もうやられていたら済みません)

コンパウンドで取れる?

下手なことは言えませんが表面のベタつきはコンパウンドで取れるかもしれません。
ベタベタしてるけど硬いならベタベタしてる柔らかい層とは別にしっかり固まってる層があるのだと思います。そうでなければiPhoneにはめるどころか触ることもできないはず……一番目の細かいコンパウンドを探すと良いでしょう。鏡面仕上げ用など。

除光液でふき取る

除光液でべたつきを取ってしまいましょう。ジェルネイルのように未硬化のものをふき取るのでしょうか。

エタノール

表面をエタノールで拭いてみるとベタつきが取れる場合もありますが、確実ではありません。

ベンジン

ベンジンや除光液でふき取る場合も上に同じです。

クリーナーでふき取る

クリーナーで拭いたところ若干曇ってしまう場合もあります。

UVレジンクリーナー専用の拭き取りスポンジを使用されていますか?

ティッシュやコットンなどでする場合、線維が付着することもありリカバリー困難となります。

アルコールの入ったウエットティシュ

アルコールを含ませた布で拭くのも効果があります。

ニスを塗る

ニスなどでコーティングするでもいいと思います。ニスも有効なものありますが、ニス自体の材料が色々なので、気を付けましょう。

おすすめのニスは「タミヤのつや出しニス」です。

【レジンの仕上げ】おすすめの"簡単"つや出しニス(タミヤ)の使い方や塗り方
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マニキュアのトップコートを塗る

一番手軽なのは透明マニキュアかトップコートです。
丈夫にもなるので1、2回塗っておくことをお勧めします。

レジンが完全に硬化(したであろう長時間経ってから)後に塗らないと、ベタつきは収まりません。

ただ、レジンと性質が違うので早い段階でトップコートの部分の劣化が始まります(黄変することが多い)

少なからず硬化不良のレジン液がトップコートの筆に付いてしまいますので
そのトップコートを今後人の爪に使う事は避けた方が良いです。
但し、トップコートの方が黄変も早いですし、沢山塗るとヒビも入ります
あくまでも応急処置としてなら大丈夫です。

そういう時用に1本ネイルのトップコートを用意すると良いですよ。
トップコートを塗ることでべたつきはおさまります。
ただし、べたつきのある部分にトップコートの刷毛が触れてしまいますから
もう人の爪には使わない方が良いです。

硬化不良を起こしやすいレジン液

UVレジンは商品(メーカー)に寄って成分にばらつきがあるようで、硬化しづらいものもあるようです。特に100円ショップとか、安いものは、どうしてもべたつき感が残ったり、時間が経つと黄色に変色したり、透明度が低かったり、ということがあるようです。

  • ヂャンティ 1100円
  • 百円ショップのもの

硬化不良を起こしにくいレジン液

  • パジコ
  • 清原

の出しているUVレジンは大体1500円位ですね
この2社で硬化不良は一度も無いですよ。

個人的には清原>パジコ>>>>>>>ヂャンティ>>>>>>>>>>>>100均という感じです

普通、「きちんと硬化するレジン液」は25g単位で1500円前後。

1000円くらいだと、ユザワヤのレジン液がおすすめです!

ユザワヤではこのレジン液以外にも、別のレジン液を販売していますが、
これがいちばん安価で、かつ硬化しやすいです! お買い求めの際は、パッケージに気をつけて購入してくださいね

まとめ

少しでも価格を抑えたいと安い物ばかり集めると、ちょっとこのループに陥る気がします。
最低限レジンだけは良い物に変えましょう。

素敵なアクセサリー作りを楽しんで下さい^^

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