『硬化する前に、きちんと気泡を潰したのはずなのに、硬化したら気泡が出来てる・・・😂』
このような経験は、レジンを扱う誰もがあるかと思います(>_<)
これは、きちんと隅々まで気泡を潰しきれていない為に、硬化中や硬化後に気泡が現れてしまうことが原因のことが多いです。
急ですが、気泡に対して、あなたの考えはどちらですか?
- 気泡をどのくらいまで許容範囲で潰したり取り除いたりしていますか?
- 完全に気泡を無くしたモノ意外は失敗作としますか?
これには、個人差があって、気泡自体がだめな人もいれば、
あくまで許容範囲で許せる人がいると思います。
ですが、やっぱり気泡はない方が良いですよね😊
硬化途中の気泡発生は、どうしようもない時もあるのですが、できるだけ気泡を硬化中に発生させないようには、
硬化前に気泡をきちんと処理しておくことが大事です!
そこで今回は、硬化中に気泡を発生させないように、事前の製作段階で
気泡をしっかり取り除くやり方などの方法を紹介します♪
大部分の硬化中や硬化後の気泡はこれで防げますので、参考にしてみて下さいね(^^)
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気泡の消し方(気泡の取り除き方)
気泡を潰そうとしたら、そのときの勢い?で新たな気泡が生まれたり…
気泡は思うように消えないと余計に酷くしちゃったり・・
レジンで一番やっかいともいえる作業が「気泡」処理です。
そもそも、気泡はなぜ出来るの?
気泡が出来る原因が知りたいって人や(気泡が入らない方法)は、
こちらの記事を読んで見て下さいね。
気泡が出来てしまうやり方をしている人などは、原因が分かれば対処方法も簡単に分かるはずです。
出来てしまった気泡については、
様々な方法で減らせることができます。
気泡をキレイに取り除くとなんかスッキリ!!🙃しませんか?
今回、気泡を無くす方法を紹介するのは以下の8つです。
- 先の細いもので気泡を潰す
- 綿棒に気泡を付けて取り除く
- 気泡をまとめてすくい取る
- エンボスヒーターを使って気泡を消す
- ドライヤーを使って気泡を消す
- 温めてから少し置いておいて気泡を抜く
- ライターであぶる
- 振動を与えて気泡を浮かび上がらせる
それでは、順番に製作過程で出来てしまった気泡を消す方法を詳しく紹介していきます。
先の細いもので気泡を潰す
一番ポピュラーなやり方で、みなさんが行っている方法ですね👧
この方法は、大き目の気泡に有効で気泡が割れて消えてくれます。
爪楊枝・竹串や針、目打ちやクリップを伸ばしたもの等の先端で刺し気泡を潰します。
綿棒に気泡を付けて取り除く
気泡をすくい取る場合は、綿棒を使っても上手に取れます。
綿棒に付けるように取ることもおすすめですが、繊維が入らないように注意する事も必要です。
ティッシュペーパーをクリクリとしたもので、気泡の周りのレジンを吸い込んで、そのまま気泡を消してしまうといった方法でも可能です。
ただし、これには慣れが必要で、慣れるまでは結局すくい取ることになると思います。
気泡をまとめてすくい取る
細かい気泡は、逃げてしまいなかなか消すことが出来ません。
この場合は、レジンごとすくい取ったり、気泡を取り除いたりします。
1mm以下サイズの小さな気泡はこのこの~っと、何度つついても爪楊枝の先端から逃げてしまいなかなか消えてくれません。
根気よくひたすらつつきてもいいですが、細かい気泡は爪楊枝の先で集めて絡めとった方が早いです。
小さな気泡は、爪楊枝の先で一か所に集め、先端を転がすようにして気泡と周囲のレジンを巻き込むようにすくい取ると除去することができます。
が、当然ながら盛ったレジンの量は減りますので適宜レジンを足します。
(と、また気泡ができるというループに陥ることもありますが…笑)
すっごく小さくて潰れない気泡は、爪楊枝で集めて、反対側で巻き取る感じで気泡をすくい上げてしまいましょう。
エンボスヒーターを使って気泡を消す
エンボスヒーターは、ドライヤーのような熱風が出る電気器具です。
プラバンや他のハンドメイド作品でも、トースターやアイロン代わりとしても使用している方も多いようです。
レジンでは、気泡を潰す過程で使用したり、レジン液を温めて扱いやすくして、気泡ができにくくすることにも使用できます。
エンボスヒーターなどで気泡を温めると、
プチプチっと、膨張しはじけて消滅するか、
軽くなった気泡が浮かび上がって自然消滅してくれます。
その為、エンボスヒーターは、温めると気泡が消えて無くなるので、とても便利な商品です。
但し、熱風が250℃程出るので、レジンに当てる時間は短時間にし、燃えやすい物の近くでは使用しないでくださいね。
また、音がブォーンとうるさいと感じる人もいるようです。
エンボスヒーターについてはこちらのページを参照して下さいね。
扱い方にはコツが要ります。
ドライヤーを使って気泡を消す
エンボスヒーターと同様の考え方です。
エンボスヒーターまでは用意出来ないと言う方は、ドライヤーでも対応出来ます。
しかし、ドライヤーでは風量が強すぎます。。。
レジン液が寄ってしまう事があるので、遠くから熱風を当てるなどの注意が必要です。
また、エンボスヒーターに比べると、表面の気泡しか消えない等の難点もあります。
エンボスヒーターは、まだ手が出せないって人は、他の代用品があります。
そんな時は、このページを読んで見て下さいね。
おすすめのエンボスヒーター
温めてから少し置いて気泡を抜く
UVレジンは温めると粘度が下がって気泡が抜けやすくなります。
ドライヤーやエンボスヒーターなどでレジンを温めてから型に注ぎ、少しおいてから硬化させると気泡が抜けてくれます。
たった、1分置いとくだけでも十分です。
ライターであぶる
おすすめするやり方ではありませんが、ライターは、一瞬火を当てます。
焦げたような臭いがするかもしれません。
あっつ~で済まされない位、火傷するかもしれないので危ないので注意して下さい⚠️
★注意★
レジンは可燃性物質(通常環境において着火した場合に燃焼が継続する物質)です。
ですので、温める場合、火気の取り扱いには十分にご注意下さいね。
振動を与えて気泡を浮かび上がらせる
振動を与えると気泡がレジンの上部に浮き上がってきて、表面に到達するとぽんっと消滅します。
が、あまり振動を与えすぎると、レジンが飛び散ってしまったり、縁からこぼれだしてしまったりするので注意しましょう。
ノートパソコンなどの上で数ミリ持ち上げて落とす(振動を与えて気泡を浮かび上がらせる)を数回繰り返しても良いですね。
※やり過ぎるとレジンがPCに飛び散ります。
たまに端っこでやってしまって、PC下に落っことすことも…\(~ロ\)(/ロ~)/
封入パーツの隠れた気泡に注意!
実は、見えている気泡だけ処理してるだけでは駄目なんです。
面倒でも気泡を潰す作業の時は、上から見るだけでなく、横からも見るようにしてください。
角度を変えて見ないと見つからない気泡も多く有るので見落とさないようにしましょう。
気泡を楊枝で潰したりして、固めようとしていたら硬化途中で、大きい気泡が出来てしまっている場合もありますよね。
特に色を付けた半透明のレジン液の場合、中の気泡は見つけにくいものです。
また、レジン液と閉じ込めたデザインシート等との間に残っていた空気が、硬化していく過程で徐々に出てきてしまう事も少なくありません。
この原因は・・・
(気泡を見つけきれなかった)
『隠れた気泡』です。
隠れた気泡は、見つけるのがやっかいです。
レジンの中に入れたドライフラワーなんかは、特に隠れた気泡があります。
チャームや布に気泡がくっついている、何てことも良くあります。
この場合は、表面に気泡があがってくるように、パーツをつつきましょう。
そして、表面に上がり切った気泡を爪楊枝の先端でつつくと気泡が消えます。
気泡が表面まで上がるまで 1分くらい待ちましょう。
少量の気泡は許容範囲に?
大きい気泡は取り除くけど、細かい気泡は取り除くにも限界があります。
あまり目立たなければ目をつむるのもアリです。
放置したら気泡は消えるの?
一晩放置したらある程度の気泡は消えます。
しかし、その場合はレジンも酸化するので劣化が心配です(T_T)
気泡(空気)はレジンより軽いという法則なので、
しばらく放置しておくと自然と浮き上がってきて表面に到達すると自然消滅してくれます。
しかし、粘度の高いレジンだとなかなか浮き上がってこなくて時間がかかったり、浮き上がり切らなくて消えなかったりします。
※放置中に埃などつかないように、何かを上にかぶせて酸化や埃を予防しましょう。
これでうっかり触ったりするのも防止できます。
うっかり触ってしまったり、酸化したり、埃などがレジンと混ざると、硬化不良の原因になりべたつきが残るかも知れません。
硬化不良はきちんと硬化せずに空洞を発生させてしまう原因にもなります。
硬化後の表面の気泡の穴の対処法
出てしまった気泡を消して
「もう無いな。」
と思って硬化したら、表面に細かな凹が出来てしまう…
固める前に気泡があると、
硬化後に気泡が原因で表面に細かい穴があいてしまったりしますよね・・。
エンボスヒーターで大きな気泡は飛ばせても、細かい気泡は残ってしまう場合もあります。
これも残っていた【隠れ気泡】です。
これは、硬化前に中の気泡をしっかり抜くと大分防げます。
エンボスヒーターは他の気泡潰しと合わせて使うことがいいかも知れません。
硬化後の表面の細かい気泡についてはこちらのリンク先に詳しく書いています。
上記のような方法を全部やるのは大変だ、とお思いになるでしょう。
(私もそう思う)
自分のやりやすい方法で、自分の納得のいくようにやっていただくのが一番だと思います。
まとめ
レジンの作業で、一番細かな作業は、レジン液を流し入れた時に出来てしまった気泡を消す作業ではないでしょうか?
気泡を消す処理にはいくつか方法がありました。
これらの事から、気泡には温度が大事だと言うことがわかったと思います。
ですので、出来るだけ温かい部屋で行うと作業しやすいでしょう。
趣味では、そこまでこだわりはなくても、何個か作ると仕上がりに欲が出てしまいます。
レジンに厄介な気泡ですが、きちと向き合って丁寧に作業をし、素敵な作品を作り上げてくださいね。