「UVレジン」と「ジェルネイル」って、同じ樹脂でできているって知っていますか?
どちらも、UVやLEDで固まるし、色んなカラーがあって100均に売っていたりもして気軽に入手できちゃいます。ジェルネイルのアート用として、UVレジン液でハートや花などを作って、つけることもあります。
しかも、ネイルとレジンは使う道具が似ているということもあり、『どっちも同じものじゃないの?』なんて思っている人が多いようです。
なので、ジェルネイルの変わりにUVレジンを自分の爪に塗っているという方もいるようなんです!
『でもそれって大丈夫なの・・・?』
いえいえ、ダメです!!
ジェルネイルは、厚生労働省から出されている化粧品基準に準拠している歴とした”化粧品”です。UVレジンに関しては雑貨、工場品のため成分に基準がなく、爪につけてると害がある可能性があります。
ジェルネイル製品は化粧品登録を行っているので、【爪に害がある成分を使っていません】ということなんです。
安全にUVレジンを楽しむためにも、今回は、UVレジンとジェルネイル液の違いについて調べてみたので読んでみて下さいね。
ジェルネイルとは?
法律のおはなしですが、【医薬品医療機器等法】で「化粧品とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪を健やかに保つためのもの」と定義されています。
ジェルネイルは化粧品のため、基本、医薬品医療機器等法に準拠しているというわけです。だから、爪に直接、塗ることができます。
UVレジンとは?
紫外線の光エネルギーに反応して液体から固体に化学的に変化する合成樹脂として各メーカーから販売されています。細かい成分、特徴などはメーカーによって違います。
UV硬化樹脂やUVレジンとも略され、この樹脂を使用した印刷や塗装・コーティングは一般的に、紫外線硬化塗装と呼ばれていて産業にも利用されています。
UVレジンは雑貨(工業品)であるため、人体に使用するわけではないのに法律等による基準がありません。
「一般的なアクセサリー・手芸製作用途以外には、使用しないでください」とレジン液に注意書きがあるように、UVレジンは爪に塗っても害がある可能性があるので、爪に塗ったりしないようにしてくださいね!
■成分
- ウレタンアクリレート
- アクリルモノマー
- 光開始剤
同じところ
UVレジンもジェルネイルもどちらも紫外線で固めるし、透明でキラキラしていますね。
違うところ
レジンは、ジェルネイルのようにオフ出来ないです。硬化したらガッチリと接着されるので、爪を傷めることになります。
まとめ
取扱説明書にも、硬化前の状態(液状)が皮膚についたら、石鹸などで落とすように書かれています。UVレジンもジェルネイルも肌についてしまった場合は素早く洗い流しましょう。
使い方を間違えなければ問題ないですが、使い捨てのビニール手袋を使うと良いと思います。
同じUVランプが使えるからと言って、爪に使うのと手芸用のクラフトとして使うのでは、成分に大きな違いがありますね。
間違っても、ジェルネイルのベースとして使用しないようにしましょう。