硬化したら大きい気泡が突然現れた!
硬化後したものをモールド型から外した時に、気泡が入っていたことに気付くことがありませんか?
また、せっかくのセッティングやミール皿などを「気泡」で台無しにして、
がっかり・・・
なんてことも、しばしば・・・(∋_∈)
そう、チャームの窪みに残った気泡ですね。
小さな見えにくいものが、硬化後に出てくる事があります。
こんな作品の気泡を皆さんはどうやって修正していますか?
「失敗だ!」と作品を投げ捨てたくなる気持ちも分かりますが、まだまだ作品として蘇らせる方法があるんですよ。
今回は、そんな硬化後の気泡を「目立たなくする・誤魔化す」対策法を紹介したいと思います。
完全に気泡を無くすのはプロでも難しい
レジン液にパーツを封入したり色を付けたりする時、どうしても作成途中でレジン液の中に気泡ができてしまうもの。
これは、ベテランのレジン作家さんでも”悩みの種”とも言われています。
ですので、レジンで気泡を完全になくすのは難しいです。
100均レジンだとさらに難しいですので少しは諦めも必要です(・・;)
気泡対策がばっちりでも、固めた後に気泡が出来てしまったら、諦めてごまかす方法へ作戦を変えましょう!笑
気泡の誤魔化し方
硬化後に気付いた時は、ラメパウダーやペーパー、シール類で誤魔化したり、ニスを塗って艶を出して目立たなくできます。
やり方を詳しく紹介していきますね。
ラメパウダー
すでに、「気泡」対策用として、ラメを使っていらっしゃる方も結構多いかもしれません。
気付かなかった気泡に後悔しないように、また、下の層の気泡をごまかすために次の層のレジンにラメを混ぜるデザインにする、という手もあります。
ラメに紛れて気泡と気付かれない程度に仕上がります。
取りき切れなさそうな場合は、ラメを入れられないか検討しましょう。
ラメは「飾り付け用」としてでなく、「気泡のごまかし用」としても、とっても重宝します。
気泡になっていた部分は凹んでいるので、その部分にラメを付けましょう。
例えば、「ミール皿」や「セッティング」の作品で「気泡」が出来てしまった場合、
その上の層に少し多めのラメで飾り付けをして、
上から見たときに「気泡」を隠して、目立たなく出来ます。
「ラメ」は、もともと
「キラキラ感」をだして作品を華やかにするだけでなく、
層ごとに混ぜていくことで、「奥行き感」まで表現しやすくなるので、
「気泡ごまかし」対策以外でも、ほんとにオススメです。
レジン液に混ぜるだけなので、扱いも簡単な「ラメ」!
「気泡」でお悩みの方は、よろしければ「ラメパウダー」も、ぜひ試してみて下さいね(*^_^*)
スワロフスキー
スワロフスキーをはめ込んで気泡が目立たないようにできます。
出来てしまった気泡の上にパーツを置いてしまえば、気泡は見えなくなるので誤魔化すことが出来ます。
これは一番簡単で気づかれにくい方法だと思います。
ペーパー
シール類
レジンで塞ぐ
大きな穴が開いてしまった場合は、そこにレジンをふちまで流して固めれば消せます。
UVレジン液を薄く塗り、爪楊枝などで気泡を埋めてやるといいと思います。
表面に穴があいているだけなら、比較的簡単に目立たなくなると思います。
内側に気泡がある場合は、軽くネイルファイルなどで削って埋めてください。
気泡があまりにも奥に埋まっているようですと、残念ながら削らない方が綺麗、と言う場合もありますが…。
小さな穴は、気泡を埋めようとして結局凸凹になってしまい、レジンを小さな窪みに入れるのはかなりの高い確率で失敗します。
研磨する
削って済みそうなら、ファイルで研磨しましょう。
綺麗に研磨するには熟練の技術とそれなりの道具が必要なので、初心者さんはおとなしくスワロフスキーなどを乗せましょう。
海や宇宙などの表現の作品にする
その気泡も演出の一つにすることが出来ます。
水中や宇宙のイメージだったりすると、デザイン上有りなので、多少の気泡も許されます。
割り切る・・笑
背景が白っぽいと、気泡の影が点々と黒く写ってしまったりごまかせないデザインもありますね。
デザイン次第ということで…そもそも「気泡を入れるデザインなのよ!」と開き直りましょう。
硬化前に気泡を潰そう
硬化前に小さな気泡とかもしっかり確認しましたか?
表面の気泡の穴は硬化前に中の気泡をしっかり抜くと大分防げます。
レジン液を注入してきちんと気泡を確認しても、気泡を見つけきれずに
硬化後に気泡が原因で表面に穴が開いてしまったり・・・。
マニキュアなどで、塗りむらがあると細かいすじなどがある面にレジンを流したら
最初無かった気泡が硬化途中に出てくる事もあります。
ラメ入りマニキュアは特に注意が必要です。
完全に乾いていることも第一条件(出来れば色を入れて一晩置いてください)
硬化させる前に、ドライヤー(弱)で温めてます。プチプチと弾ける感じで気泡が消えます。消えないのはヨウジで取り除きます。
セッティングの中にチャームなどを入れてから上からピンセットで押さえて気泡を押し出す。
布地などを背景にしたときは隅の方が気泡が入りやすいので、よく押さえる。
細かいのを見落とさないように頑張る(笑)
なるべく粘度を下げる(サラサラに近づける)
これは言うまでもありませんね。
温度などで調整できるはずですから、少しでも粘り気の少ない条件を見つけてください。
説明書に書いてあるハズです。
UVレジンは温めると粘度が下がって
気泡が抜けやすくなるのでドライヤーでレジンを温めてから型に注ぎ、
少しおいてから硬化させると幾らか違うかもしれません。
まとめ
エンボスヒーターで温めたり、レジン液をいれたあと一晩置いたりして試してみてください。
また、中に残ってしまった気泡もデザインの一部に思えるぐらい綺麗にできるので、
気にしないのが一番かもしれませんね。