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レジンに使えるドライフラワーとは?プリザーブドフラワーなどの作り方

花びら

レジンにお花を封入しているアクセサリーを見かけますが、中に入っているお花はどんなお花を皆さん使っているのでしょうか?

また、花びらにレジンでコーティングをしたアクセもありますよね。

中に入っているお花は、ドライフラワーやプリザーブドフラワーがほとんどだと思います。

ちなみに『ドライフラワー』と『プリザーブドフラワー』の違い、知っていますか?

両方とも最後に乾燥させますので、実はプリザーブドフラワーはドライフラワーの一種なんですよ(^。^)

この2つの大きな違いは、作成方法・仕上がり・寿命・値段です。

ドライフラワーという大きなカテゴリの中のひとつとしてプリザーブドフラワーがあるといった感じです。

ドライフラワーはカサカサして硬く色落ちしやすいのですが、アンティーク調の部屋と良く合うのでその仕上がりを好む人も多いです。

水分はないのでみずみずしさはゼロな感じですが、独特の風合いがあります♪

反対にプリザーブドフラワーはやわらかくみずみずしいのが特徴で鮮やかで色あせもしにくい、見た目もまるで本物で、生花と見間違える人もいるほどです。

例えば青いバラとか見かけますよね。このように、人工的に着色するので、自然界にはない色もできちゃいます。

この、『ドライフラワー』と『プリザーブドフラワー』はどちらもレジンに使えます。

しかし、全部のものが使えるわけではありません。いくつかの注意があるので今回はそのへんを紹介していきますね!

自作のドライフラワーを作るには?

お花を自分で用意して、ドライフラワーを自作する事も出来ます!ドライフラワーは意外と簡単に作る事が出来るんですよ!

レジンでコーティングしても長期的に見ると劣化してしまう可能性がありますが、自分の好きなお花をアクセサリーに出来るのは魅力的ですよね!

頂いた生花をドライフラワーにしてレジンに閉じ込めるのも素敵です。お家に咲いているお花でもいいですね。

ただ吊るすだけでも、ドライフラワーにはなりますが、キレイに作って封入させるためのポイントがありますよ。

ドライフラワーを作る時に必要な道具
  • 生花用ハサミ
  • 輪ゴム
  • 麻紐(花を束ねたり、吊るす時に使います。)
  • クリップ
  • S時フック
  • クラフトワイヤー(ワイヤーはお花を掛けるフックを作ったりする時に使えます。)
  • ドライフラワーにしたいお花
  • ドライフラワー用のシリカゲル
  • タッパーなどの密閉容器
  • スプーン(シリカゲルをタッパーにつめる際に使用してください)
  • 新聞紙(シリカゲルをタッパーにつめる際に敷いてください)

紙を切ったりする普段使いのクラフト用ハサミを使うと水分で錆びてしまうことも。切れ味が落ちる原因になります。生花用のハサミを使うことをオススメします。そんなに使わないという場合は100均で揃えることもできます。

ドライフラワー用のシリカゲルっていうのがちゃんと売っています。ホームセンターでも入手できます。1000円から1500円てとこです。

シリカゲルはお菓子などに乾燥剤としてよくついていますが、食べ物に同梱してあるものは、残念ながらダメです。何回も再生可能ですし、ドライフラワー用がオススメです。

食品用は、粉か大きめな粒なので、大き目だと乾燥がまばらになったり、粉だと綺麗に粉がはらえなかったりと綺麗なお花が作れません。

失敗した時のショックは相当です・・。安全性も考えてドライフラワー用のものを用意しましょう。

シリカゲルは、すごいさらさらで、ちょっと触ってたくなる気持ちよさです(”ω”)ノ

花がきれいな時に準備をしよう

花の頭がくたんっとしてしまったり、萎れている、花びらの色が変色してきている・・こんな状態になっていたらドライフラワーを作るのは難しくなります。

お花は、咲き誇った、見た目が素晴らしい時のものを、惜しまず使いましょう。正直、惜しまれるけど、綺麗な花を使わないと、残念な仕上がりになっちゃいます。

花が綺麗な状態のうちにお水から取り出してしまうことがドライフラワーを作るためには大事です。

きちんと乾燥させる

ドライフラワーを作るときはしっかりと乾燥させましょう。乾燥が足りず水分が残っているとカビの発生原因になります。ドライフラワーは湿気に弱いですので、曇り・雨降りなどの湿度の高い日は作らないようにしましょう。

ドライフラワーの作り方は数種類あります。

一般的な作り方を説明していきますね。

ドライフラワーの作り方(ハンキング法)

1番ポピュラーなのは風通しの良いところで逆さまに吊って乾燥させる方法です。この方法は、ハンキング法と言います。

単に乾燥させるだけなので、特別な材料も必要ないですし、手間も費用もかからないので気軽にチャレンジできますね。

吊るす時に気を付けること

ブーケの状態ものを1本ずつ飾りたい場合はばらして1本ずつ吊るしてドライにしましょう。大事なのは風と日差しです。風通しのよい場所に吊るして乾かしましょう。しっかりと乾かして水分を抜きましょう。日当りは半日陰が理想。直射日光や日差しが強過ぎると色が抜ける原因になります。

ドライフラワーの作り方(埋没法)

閉容器にシリカゲルといっしょに入れて放置する方法です。簡単ですが、時間がかかります。

ドライフラワーにしたい花の上から、ドライフラワー用のシリカゲルを花が埋まる程度に入れ、1週間~2週間程度放置して完成です。

●詳しいやり方●

まずはドライフラワーにしたいお花の、茎や葉っぱなど余分な部分を切り落とします。レジンでコーティングする際に邪魔になるので、茎は根元からばっさり切ってしまいましょう。

葉っぱはドライフラワーと一緒に乾燥させればレジン材料として使用出来ます。

お花が準備出来たら、タッパーにシリカゲルを詰めていきます。

シリカゲルを敷き詰めたタッパーにドライフラワーにしたいお花を置いて、上からシリカゲルをかけていきます。花びらの隙間にもシリカゲルが入るようにしましょう。

後はしっかりと蓋を閉めて冷暗所に一週間ほど置いておくだけです。

取り出す際には花が乾燥した状態ですから、壊さないように優しく受け皿に中身を出して、シリカゲルをしっかりとふるい落とせばドライフラワーの完成です!

ドライフラワーの作り方(電子レンジ)

早いの重視&色は綺麗に出したい、という人は、電子レンジでチンっ!がおすすめです。

花を軽くティッシュで拭いて、シリカゲルの中へ。
まずタッパーに2cm分くらいシリカゲルを入れて、その上にお花を乗せます。

そして上からもシリカゲルをかけて、花を完全に埋めます。シリカゲルは少しずつかけて花を傷めないようにするのが大事らしいです。

かけおわったらタッパーを軽く横にゆらゆら揺らして、隙間がなくなるようにします。その後電子レンジへ。

花の種類によっても違いますので、適宜です。だいたい500Wで1分くらい加熱しましょう。焦げないように注意して下さいね。

白いまだら模様になっちゃってるものも出来てしまいますが選別して使いましょう。ちゃんと乾燥しているしとりあえずドライフラワーはできてます。

ちなみに電子レンジから取り出したときのシリカゲルはけっこうな熱さです。触れないほどではないですが、冷めるまで待ちましょう。

掘りおこすときに、花がどこにあるのかわからないので、探ってるときに花びらを割らないように注意しましょう。

プリザーブドフラワーの作り方

専用液で脱水・脱色してから好きな色に着色し、その後乾燥させて作ります。生花が自分の力で染料を吸い上げて着色するので、自然な色合いを出すことができます。

理科の実験みたいに茎だけ付けるのではなく、自分で吸い上げるというか、液に丸ごとドボンと入れるだけなんです。

また、専用液ですが、オーガニック系の染料を使っていて身体に無害なので安心して下さいね。

ただ、簡単なのですが、ドライフラワーと比べて手間も材料費もかかりますので値段は高いです。

きちんと作りたい人は、こんなDVDも販売されています↓
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他にも、冷凍庫に入れてカリッカリになるまで放置するとか、ドライフラワーからさらにドライヤーや食器乾燥機にかけるとか、無水アルコールで煮るとか色々な方法がありますよ。

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ドライフラワーに向かない花がある?

それぞれ適した花&適さない花があります。

双方ともそれぞれ向き不向きの花はあるものの、向いてないというだけで加工自体はできるっちゃできます。ただ、綺麗に仕上がらなかったり寿命が短かったりするようですヾ(・ω・`)

●ユーカリ●

丸葉のものから、葉が長いものなど種類も豊富。香りも楽しめることもあり人気のユーカリ。ドライフラワーにしやすく初めての方にもおすすめです。

●バラ●

ギフトでいただいたりする機会も多いバラ。ドライにしても楽しめます。赤いバラは色が濃くダークレッドになるものも。生花の時とまた違う姿も素敵です。しっかりと乾かしてから飾りましょう。

プリザーブドフラワーで1番多いのがバラで、花の作りが適しているというのもありますが供給が安定しているのでバラのプリザーブドフラワーは非常に多いです。

薔薇の花は大きいため、内部に含まれる水分量も多いと思われます。そのため、電子レンジで処理するとまるで温野菜のようにくたっとしてしまうことも考えられるため、シリカゲルに埋める方法が一番適していると思います。

●カーネーション●

カーネーションもプリザーブドフラワーにするのに適しています。

ドライフラワーは水分が多い花は向きません。

●紫陽花●

紫陽花もプリザーブドフラワーにするのに適していますが、日本の紫陽花の品種は水分量が多くドライフラワーにするのが難しいそうです。

西洋アジサイは吊しておくだけで簡単にできるそうです。アナベルという品種をよく聞きます。アナベルを手に入れて、プリザーブド処理してレジンに封入しましょう。

花びらが薄い花は、ドライフラワーにするのが難しく材料としてはあまり向いていません。

●百合●

プリザーブドフラワーは、大きい花やこれまた花びらが薄い花は散りやすいのであまり向いていません。

●ハーブ類●

オレガノやローズマリー、ホーリーバジルなど。ご自宅で育てたハーブを使っても。

●カスミソウ●

カスミソウは最初に開いた古い花はドライフラワーにすると枯れた色になりますが、着色したカスミソウは水分が抜けるため染めた色よりも濃く発色するので、ドライフラワーにするにはお勧めです。



乾燥によるドライフラワーはどうしても枯れた色味になります。アンティークな雰囲気の仕上がりなので、ナチュラルなインテリアには合います。

鮮やかなお花をレジンにするということであれば、レジン用ドライフラワーとして販売されている色鮮やかで形状が綺麗な着色したプリザーブドフラワーがいいです。

大好きなこのお花のドライフラワーが売ってない!なんて時も自作してみませんか?

プリザーブドフラワーが欲しい人は専門店で探してみるといいかもしれません( *´艸`)

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自宅にあるドライフラワーはレジンに使える?

どちらも水やりは必要ないですし、直射日光を避けて高温多湿に置かないように注意して保管するれば、レジンに使えます。

しかし、ドライフラワーは乾燥しているからといって飾りっぱなしの場合、レジンに封入するのはあまりよくないです。それはなぜか?を説明しますね。

「寿命」がある

お気に入りのお花や大切なブーケ。ドライフラワーやプリザーブドフラワーにして楽しむこともできます。

しかし、どうしてもずっと楽しめるというわけでもないのが現実です。乾いているからずっと飾っておけるのでは?と思われがちですが、そうとはかぎりません。ドライフラワーやプリザーブドフラワーにも寿命があるのです。

双方とも環境や保存状態によっても寿命は異なりますが、プリザーブドフラワーだとかなりの長期間楽しむことができますよ!(^^)!

ドライフラワーの寿命

何日、何カ月など決まりはないですが、管理している環境やドライフラワーの種類によって寿命は異なります。種類によっては2、3カ月でボロボロになってしまうものもあります。

形だけなら数年保てますが、3ヶ月くらい経つと劣化してきます。壊れやすく色あせしやすいです。

プリザーブドフラワーの寿命

プリザーブドフラワーはかなりの長期間楽しむことができ、寿命はなんと1~5年と長いです。

日本は湿度が高いので劣化が早いですが、プリザーブドフラワー発祥地であるフランスだと10年くらい持つと言われています。

高温多湿が寿命を縮める原因に

ドライフラワーは湿気に弱いです。湿度が高い場所で管理しているとカビの原因に。できるだけ湿度が高い場所での管理は避けたほうがよいです。

乾燥しているからと思っていても、カビが生えることがあります。気が付いたら、白っぽい部分があったり、フワフワのカビ。カビに気付いたのは雨の日が続いた時。それまでは綺麗な色だったのですが、あれれ?雨の日が続き湿度が高くなっていたのでしょう。

見た目もよくありません。そのまま飾っていても広がっていくだけでした。カビ以外にも虫がわくこともあります。

虫はドライフラワーの方がつきやすそうですが、プリザーブドフラワーでもついたりするみたいなので注意しましょう。(タバコシバンムシとか特に多いです)

埃はこまめに取り除こう

気が付いたら溜まっている埃。埃もカビの原因になります。こまめにはらいましょう。

ほこり除けにガラス瓶に飾っても。ディスプレイとしても素敵に飾れますね。細かいドライフラワーは瓶にたくさん詰めて飾っても素敵です。

また、ドライフラワーは埃がつくと埃が湿度を吸収して劣化しやすいのでこまめに埃をはらってあげましょう。

直射日光や光に注意

日光や強い光は退色の原因になります。蛍光灯の光でも劣化はします。できるだけ暗めの場所のほうが色は保てるでしょう。

ドライフラワーも少しずつ色が変化していきます。花によっては色がくすんだり、茶色くなったりもします。退色して、見るからに「枯れた」花の場合です。色が変色してきたり、葉も退色してグレーになってきてます。

カビが発生したり、枯れたような見た目は見るからにいい感じはしません。ドライフラワーにも寿命があるので潔さも大事です。

こまめに管理することで少しでも長く綺麗な状態が保てて、レジンに使えることもできますが、ドライフラワーは手入れが面倒なので、自宅に飾っているドライフラワーをレジンに封入するのは止めた方がいいかも知れません。

まとめ

レジンに封入できるドライフラワーについて、まとめてみました。

ドライフラワーはとっても繊細なので、お手入れや扱いにコツがいります。封入するにもテクニックが必要です。

ですが、その繊細さが魅力の一つでもあるので、綺麗なお花を使ってぜひ、レジン作りを楽しんで欲しいです☆

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