実際の宇宙の写真を見ても色々な色が混ざりあっていることが分かります。
「宇宙」の画像を見てみよう。
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基本的なやり方のおさらい
まず、お好みの着色料を使ってクリアカラーのレジンを作ります。
基本は濃い色からです。一番暗くしたいところに濃紺を入れます。
グラデーションになるように、ミール皿などにトントンと置いていきます。
少し叩いたら自然に広がってボケていくので良い感じになったらすかさずUVランプで硬化します。
硬化したら無着色のレジンを流し込み、全体に広げます。
ここで微粒子のゴールドラメを全体に混ぜ入れてもいいです。ここはお好みなのでシンプルなのがお好きな方は入れなくても良いと思います。
ここで2分硬化します。
パーツを置く場合は、硬化した後にレジン液をのせる前にそっとのせましょう。
レジン液を塗り重ねてぷっくりさせます。
最後は、ちょっと長めに硬化すると完成です。
「ラメ」の使い方のコツ
ラメは宇宙をよりリアルに見せるのに重要なアイテムとなります。土台の色合いが完成したらラメを散らしていきます。
綿棒を使うと上手にぼかせます。
蓄光ラメを使っても暗闇で光って綺麗です。
ラメの配置が大切
キラキラしすぎはダメで、宇宙塗りに必要なラメの配置があります。
より宇宙っぽく仕上がっている作品に共通しているのは、光のポイントを絞っている点。
一番光っている部分を中央に集めたり、上下に分けたりして光と闇のメリハリをつけています。
そして、ラメの配置を中央か縁に集中させること。
分散しないようにどちらかに寄せることでメリハリが付き、宇宙の深さを表現しやすくなります。
縁に沿ってラメを配置するときには三日月形を意識するとバランス良く美しく仕上がります。
「グラデーション」のコツ
美しいグラデーションの作り方をマスターすると、どんな色でも宇宙塗りにすることが出来ます。
各色の幅の取り方によっても変化がつけられます。
色の組み合わせや塗り方で宇宙によりリアル感を出します。
相性のいい色の組み合わせでグラデーションをかけることは、間違いなく美しく仕上がるやり方の一つです。
しかし、もしワンランク上の仕上がりにしたいのなら、色の仕上げにあえて相性の悪そうな色をひと塗りしましょう。
やり方のコツ
時々つまようじなどで混ぜると自然に仕上がります。
境目は竹串などで叩くようにぼかします。(倒し気味にした竹串で境目を叩く感じ)
ぐるぐる混ぜると混ざりすぎてしまうので、つつくように叩くようにぼかしていきます。少し叩いたら自然に広がってボケていくので良い感じになったらすかさずUVランプで硬化します。
(色が濃いレジンは、硬化は長めにしましょう。)
境界線がはっきりしてしまう場合は2色のうち淡い方の色で境界線をポンポンと叩くようにしてぼかすといい感じに出来ます。
ぼかす時と同様にポンポンと叩くように塗ると所々で濃淡が出来て面白くなります。
土台の時点で混ぜたり、グラデーションの境目にこっそりひと塗りすると簡単に色を引き立たせることが出来ます。
バランスが大事
金色や銀色のラメが宇宙と相性が良いですが、ラメの粒の大きさや色合いの違いで銀河の様相が変わります。ミール皿を使うなら縁の色とのバランスも考えたいところです。
金色は入れるだけで一気に華やかになります。
しかし、パールやゴールドは、ちょっとでも大分印象変わるので、あまり沢山は塗らない方がいいかもしれません。
沢山塗るとくどくなってしまうので、少しだけ塗ります。
【濃青×薄青×白】
この色の組み合わせは宇宙塗りの王道ともいえます!初めて宇宙塗りに挑戦する方はこの作り方で試してみてはいかがでしょうか。
【青×紫×白】
この3色も宇宙塗りには欠かせない組み合わせです。色の濃さや隣り合う色の順番を変えるだけで、様々なバリエーションを作り出すことが出来ます。
青と白の境目に使う色で、印象が変わるかと思います。
紫を使う時にうっすらと緑を入れたり、黒が強い土台に少しだけ赤を差し込んだりします。ポイントは見えるか見えないか程度にさりげなくです。
気泡を取り除くコツ
気泡があったら竹串などですくい取るようにして取り除きます。細かい気泡まで根気よく取り除くと仕上がりが綺麗になると思います!
(微細な気泡はエンボスヒーターを使うとかなり消せますのでオススメです。)
レジン液を盛るコツ
宇宙塗りの特徴でもある奥行きと透明感を出すためには、レジンを乗せる時の盛り上げ方が大切です。
横から見ても十分にぷっくりと見せるように作るコツはレジンを何回かに分けて固めること!
理想はレジン乗せる→レジン固めるを3回くらい繰り返して仕上げたいところです。
ちょっと手間はかかりますが仕上がりが大変良くなります!
まとめ
「宇宙塗り」は毎回仕上がりが違うことがいい所です。
作るたびに違う世界が出来上がるのが宇宙塗りの醍醐味!
難しいなと感じる方はキットも販売されているのでそこから始めてはいかがでしょうか?