大きな気泡が入って穴が出来た場合でも諦める事は有りません
その気泡にレジンをちょっと盛り上げ気味に入れて固めます
盛り上がった部分をヤスって平らにして上記と同じように1000番まで削って透明ラッカー
もしくは2000・6000・8000・コンパと仕上げれば跡形も無く綺麗になります
アクリルは安価でそれなりの素材と考えられていますが
それはアクリルを上手に磨く文化が無いだけで実はもの凄く魅力的な素材なんですよ
丁寧に磨いた時のアクリルの魅力をなめてはいけません
ラウンドタイプのレジンなんかとも磨きは相性が良いので
ラッカー仕上げの一段上の作品を作って見ては如何でしょう
この高級感は凄いですよ
400->600->800->1000->2000番の順に耐水ペーパーヤスリで磨きます。
水で流してカスや金属汚れを取るのをお忘れなく。
で、表面の研磨。
仕上げのヤスリがけの仕方
凸凹したざらつきや気泡の盛り上がりが気になる場合の処理法
かなり大きなバリがある場合はデザインカッターの刃で削ったり、金属ヤスリでゴリゴリするといいです。
金ヤスリをなるべく水平にあてて削っていきます。
角などは角度を変えて少しずつ丁寧に削っていきます。
角も丸くしておきます。これを側面全体に繰り返します。
表面の研磨。
『準備するもの』
1. 美術で使うような筆洗いバケツ(100均で調達)
→研磨したときの研ぎカス落としと、指先を洗う用と…複数一度に用意できて便利です
2. 雑巾、タオル
→指を拭いたり、レジンについた水を吸い取るのに使います
3. 耐水ペーパーヤスリ。400,600,800,1000,1500,2000番。
曇りガラスみたいなスベスベにしたい人は3000,6000,8000番もあるといいです。
ホームセンターでA4サイズ一枚68円で買えました。
4. TAMIYA コンパウンド。粗目、細目、仕上げ目3本
3本買って700円くらい。
5. メガネ拭き。
3等分にカットして、どのコンパウンド用か書いておくといいです。
では、ヤスリのコツと方法です。
1. 耐水ペーパーのヤスリを使う、水をたっぷり付けながら磨く
2.つけた水が濁ってきたらこまめに捨てる。
この時、ぬぐうのではなく、バケツか何かに入れた水にジャボンと突っ込むのがいいです。(ぬぐうと布やティッシュで余計な傷がつきます)
3. 粗い番号でも力を入れずに、表面を指の腹でおさえ、シュッシュッとなでていきましょう。
表面の感触が指先でわかる程度におさえて、そのままの力で滑らせる感じです。
力を入れるとかえって傷が深くなったり、新しい細かいキズがつきます。
この加減がわからない場合は、かる〜い力でナデナデ…から始めて、ちょっとずつ力を入れてみましょう。
4. ヤスリをかける前の表面をよく見ておいて、その時より表面が均一にマットになっていたら次の番号のヤスリに移ります。
5. 800、1000番あたりで磨いていると、フラットな表面についている細い傷が気になり始めます。
つめ先で触ると傷に沿って突っかかる感触があります。
ので!2000番を丁寧にかけていきます。
特に目立つ傷は、傷に対して90度の線をつける(十の字になるように)感じで。
表面がスルスルの感触に近づいたらOKです。
まだ多少傷が見えていても気にしなくて大丈夫。
こうなりました
6. いよいよコンパウンドです。
粗目をチョンチョンとメガネ拭きにつけるか、レジンにのっけます。
7. くるくると円を描くようにまんべんなく磨いていきます。
コンパウンドの水分?アルコール?が蒸発するに従って、みがいていると少しキシキシした感触になります。
メガネ拭きについたコンパウンドも白く粉っぽくなってきます。
例えるなら、水をちょっとだけ加えた片栗粉みたいな感触です。
この時、力をゆるめて、軽くキュッキュッと磨いてあげるとツヤツヤの面が出てきます。
くもりや傷が消えそうにない場合は、傷がかなり深い状態です。
ヤスリがけが足りなかったのだと思います。
ここで一旦コンパウンドを洗い流し(バケツにジャボン)、ヤスリをもう一度かけてみましょう。
1000番をかけてつめ先で触ってみて、傷が浅くなっていたら2000番をかけましょう。
8, 粗目でいい感じに曇りが取れたら、細目で同じように磨きます。
「キュッキュッ」という音がするようになるといい感じ。
粗目で磨いた時の擦り傷も小さくなり、面がかなりツヤツヤになります。
面倒くさがりな人はここで完成でも良いかも。
9. 自分は小さな磨き跡が気になるので、仕上げ目をかけます。
これでかなりピカピカになります。
ここまで透明になりました。
すり傷も消えてます
比較のために、ハートの左半分はヤスリでできた深い傷を放置してコンパウンドした状態です。
バラと銅色のチャームの間、よく見ると曇ってるの、わかりますかね..?
こういう情報、なかなか皆さん公開されないようなので
困ってる方の参考になればいいなと思います(*´ェ`*)
ちなみに、手袋してるのはレジンに指紋がつかないようにと、コンパウンドで指紋がなくなる(指紋認証あるので。。。)のが困るからです(笑)
ヤスリがけのコツ
大きな穴がある場合は、穴にレジン液をつまようじなどで入れて一度、硬化してから削ると良いです。
(色のついている部分は同じ色のレジン液で直すほうが良いです。)
表面は気泡で穴があいたりしていない場合は削る必要はありません。
(気になる場所や直したい場所がある場合はその都度、直します)
ヤスリがけでの注意
※ヤスリがけをすると、白っぽくなってしまう場合がありますので、その場合は最後に艶出しニスを全体に塗るときれいに仕上がります。
艶出しニスを塗る前は、細かい粉をよーくふき取る・払うなどをしてから行いましょう。
※ヤスリがけをする際は、細かい粉が出ますので、吸い込まないようにマスクや保護メガネ等をして気を付けて行ってください。