レジンやネイルで使うUVライトですが、安全に正しい使い方をしていますか?
間違った使い方というのは、あまり無いと思いますが、おすすめな使い方というのが存在します。
この正しい使い方を知ると安全にライトを使うことが出来て、硬化も早められたりしますので、ぜひ、皆さんに知って欲しいので紹介しますね。
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基本的なUVライトの使い方
買ったときに貼ってある、反射板の保護シート(青いシート)は剥がして使いましょう。
UVライトによる照射時間は、レジン液の量・作品の大きさやライトの機種により異なります。
基本はレジン液の取り扱い説明書やボトルに書いてある硬化時間にプラス1、2分程度足して硬化しましょう。
通常は、UVライトで、約5~8分照射します。
タイマーの使い方
タイマーを使わない場合、-ボタンを押してください。
タイマー使用時はボタンを=にし、赤いタイマーボタンを押してスタートします。
UVライトを安全に使うコツ
UVライトから取り出すとき、フレームが少し熱くなっていますので注意してください。
※紫外線(UV)注意
①UV照射器具の照射窓、ファン部、排気部からは多少の紫外線漏れがあります。紫外線を皮膚や目に浴びますと、炎症や皮膚ガンを起こす可能性があります。弱い紫外線で炎症を起こさない場合でも、反復暴露により慢性障害に発展する場合があります。紫外線を皮膚や目に浴びないようにしてください。
②紫外線の目への障害として、急性障害;異物感、とう痛および涙が流れる等があります。慢性障害;白内障等があります。
③どうしても紫外線を浴びる場所での作業が必要な場合、手袋、長袖の服、顔面部は遮光面、目は遮光メガネ(溶接用メガネ)などで保護してください。
開口部は塞いで、紫外線を防ごう!
UVライトは、青白いライトの光(紫外線)を発して、レジンを硬化させます。そのUVライトって、基本的に超強力な紫外線みたいなものなので、目にすごくよくないんです。
ですので、カバーを付けるのは必須です。
でも、カバーって売っているの?
カバーなんかにお金を使いたくない?
この問題は、アルミホイルを代用することで解決します。
裸眼で直接ライトの光を見たりするのはよくないので、アルミホイルでライトを隠すといいです。
実は、このUVライトと市販の一般的なアルミホイルの横の長さが、けっこうピッタリなので、アルミホイルカバーがかなり使えて便利なんです!
これであなたの目も紫外線から守れます。
『アルミホイルをしてたんじゃあ、タイマーが切れたかどうかわからないのでは…?』
と思いの方もいるかと思いますが、その問題はありません。
脇に少しだけ青い光が漏れるので、タイマーが切れたかどうかはちゃんと確認できます。アルミホイルが作業の邪魔をする事は、ほぼ皆無と言ってよいでしょう。
ライトを使う時は日焼け止めクリームを塗っておこう!
UVライトからはUVA波が出ます。UVA波には日焼け効果はありませんが、シワやたるみの原因になると言われています。
紫外線アレルギーの方は、アレルギー反応が起きることがあります。また、劣化したUVライトでは紫外線の波長が短くなることがあります。すると、UVA波ではなくUVB波になることも!
UVB波はまさしく日焼けを引き起こす紫外線です。UVライトを使用するときには、日焼けやシワ・たるみを防ぐために手に日焼け止めクリームを塗っておきましょう。
UVライトを上手に使うコツ
空気をしっかり抜いておかないと、UVライトを当てたとき、気泡が浮き上がってきてしまうことがあります。
作品を紫外線に当てすぎないようにしよう!
UVライトに当てすぎると黄色っぽく変色してくることがあります。
100均レジンは黄変が激しいと何人ものレジン作家の方が仰っています。ですので当てすぎが品質の劣化に繋がるのは事実です。
質のいいレジン液を使うこと、正しい作品の作り方をすることが「黄変」を防ぐ対策となります。
「黄変」については、このページに詳しく解説しています。
硬化不良を起こし、何度硬化させても固まらない場合は諦めが必要な場合も・・。
UVライトの電球は定期的に交換しよう!
UVライトはだんだんパワーが弱まるので電球の定期的な交換が必要です。徐々に硬化には、更に時間がかかるようになります。
硬化時間を早めるポイント
開口部に鏡を使って硬化時間を早めよう!
硬化を早めたいときは、ランプの入口に鏡を立てかけて蓋をしてます。気持ち早まります。
高さのある作品には、UVライトを立てる?
※この使い方は、自己責任です。(責任はとれないです)
UVライトは、元々はネイル用だけあって手のひらを入れることが出来る位の高さしかない構造です。
高さのある作品は入りません。また、全体をコーティングしたいときも不便です。
よほど上手くやらないと、硬化前の液体があちこちについてしまいます。そこで、吊り下げ方式!です。
やり方は、コードの根元部分が出っぱるので、下に発泡スチロールを敷き、UVライトを立てて置きます。
割り箸に下穴をあけ、そこに9ピンや、針金を刺して接着し、先っちょの部分は引っかけられるように曲げておきます。
これにレジン液をまんべんなく全体に塗ったパーツをぶら下げて、大きめの作品を吊り下げ方式で硬化させます。
ちなみに大きめのパーツは一つずつぶら下げます。
UVライトマシンを立ててしまったことで、なんとなくスイッチが入れづらいような気がするので、ダイソーでも売っているスイッチ付きコンセントタップがおすすめです。
電源を入れっぱなしで、このタップでオンオフできます。この電源タップは、重宝するのでひとつ持っていると作業がはかどります☆
まとめ
いかがでしたでしょうか?
UVライト自体の作りは複雑ではありませんし、使い方も簡単なので単に紫外線を出す機械なだけと思っていると、損をしています。
そして、出来るだけ安全に使うようにきちんとした使い方をしましょう。