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エポキシレジンとは?成分や特徴について

エポキシレジンって聞いたことがありますか?

エポキシレジンの性質・特徴

エポキシレジンの長所は、透明度が高く、立体的な造型ができます。

また、着色することも簡単ですし、レジンの中にほかの素材を閉じ込めることもできます。硬化後はとても硬くなりますが、カットや切削、穴あけ、研磨などを簡単な道具や工具ですることができますからさまざまな作品の制作に使うことができます。組織の組成がとても強固なので、高級感を感じる適度な重さと手触りがとてもいいのが特徴です。

クリスタルレジンは 「2液混合型」 と言って、「主剤」 と 「硬化剤」 を混ぜ合わせることで固まります。

2液混合タイプの室温硬化、加熱硬化タイプ、一液型の加熱硬化型などもあります。ハンドクラフトには2液混合タイプのものが一般的です。クリアータイプ、粘土タイプがあります。

強度・耐薬品性・耐熱性

エポキシレジンは曲げようとしますと、折れてしまいます。しかし引く力に対してはかなり強いです。組織の結合力がとても強いので、「粘り強い」という印象です。

エポキシ樹脂硬化物は、硬化収縮がきわめて小さく、一般に強度があり、耐酸性、耐アルカリ性などの耐薬品性が優れています。

エポキシレジンは熱には弱いです。形状によって違いますが、40度程度に温めますとやわらかくなります。やわらかくなるといいましても、溶けるわけではなくビニールや硬めのゴム程度のやわらかさです。冷えるとまた元のとおりに硬くなります。
直径1センチの棒状の成型物でも夏の締め切った室内ではやわらかくなってしまいます。

ただし、いったん変形してしまっても熱を加えて元の形に戻すことができます。

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エポキシレジンは劣化しやすい?

「エポキシレジンは紫外線によって黄色っぽく変色する」と、ネットで見かけますが、原因は酸素による酸化ですのでUVカットの塗料などを吹き付けても効果ありません。

ただし、レジンの中に花や印刷物などを封入した場合は色の褪色をある程度抑えることはできると思います。が、そのUVカットの塗料自体が変色する可能性もあります。

ただ、最近のエポキシレジンは、あまり変色しなくなりました。
以前にくらべますとかなり品質が良くなっています。

また、成型時にほんの少し青の染料を混ぜて硬化させますと黄色化がわかりにくくなります。
また染色してしまうとまず変色はわかりません。

しかし酸化するのは特にレジンに限ったことではなく紙や布、木材、ビニール、プラスチックでも同じですからレジンが素材として劣るわけではありません。

最近では、時を経て染まっていくセピア調の風合いを「味が深まっていく」 と、お考えになる方も増えています。

エポキシレジンは鮮度が重要で、密閉状態でも硬化剤は徐々に劣化していきます。
購入したレジンの硬化剤がすでに黄色く劣化していて透明に固まらなかった、というトラブルも増えていますから信用のおけるショップで購入することをおススメします。

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エポキシレジンは、毒性が強い?

エポキシレジンを毎日飲む人はいませんが、経口投与での毒性は以下のとおりです。

主成分はビスフェノールAです。

◆急性毒性は食塩と同程度。
◆タバコの煙に含まれるニコチンの毒性の約60分の1。
◆ゴキブリ用殺虫剤の毒性の約3分の1。
◆ヒトの体内に吸収された場合、肝臓で代謝されて速やかに尿中に排泄される。血中半減期は約6時間。
◆発がん性は認められない。
◆女性ホルモン様作用は、ヒトの女性ホルモンの1万分の1以下。
◆毎日50mg×体重 (体重60kgのヒトの場合で3グラム) を飲まなければ慢性毒性はない。

レジンよりも洗剤や漂白剤の方が、危険性は高いと言えます。UVレジンの使用量は、エポキシレジンにくらべてかなり少量ですから毒性はさらに低いです。

エポキシレジンの種類や用途

エポキシ樹脂の場合、接着剤や電気部品の封止剤などに使用されています。2液混合タイプの室温硬化、加熱硬化タイプ、一液型の加熱硬化型などもあります。

ハンドクラフトには2液混合タイプのものが一般的で、クリアータイプ、粘土タイプがあります。

エポキシ樹脂硬化物は、硬化収縮がきわめて小さく、一般に強度があり、耐酸性、耐アルカリ性などの耐薬品性が優れています。また、鉄、ステンレスなどの金属をはじめ多くのプラスチックス、木材、タイル、コンクリートなどともよく接着します。

エポキシレジンは混ぜるのが面倒?

エポキシレジンは 「2液混合タイプ」 と言って「主剤」 と 「硬化剤」 を混ぜ合わせることで化学反応が起こり固まる素材です。必要量を測って混合させなければなりません。

通常、(主剤・硬化剤という名称を使っていない商品もあります)液状のエポキシ樹脂主剤と、ポリアミン硬化剤からなります。

配合比は使用しやすいように1:1や2:1などに設定されています。主剤と硬化剤は、それぞれ必要量を計量して混ぜ合わせますが混ぜ合わせる混合比は商品によって違います。計量はデジタルはかりを使用して、正確に計る必要があります。

配合比はきちんと計量して指定された配合比通りに混合することが求められます。
混合比を間違えたり、混ぜ方が悪いと、硬化不良で固まらないこともあります。

また、使う都度、混合するので無駄が出ます。

エポキシレジンは固まるのが遅い?

エポキシレジンは硬化に24時間ほどかかります。また、硬化は最低でも数時間以上、完全硬化には数日を要します。

硬化時間は、固める量や形状、気温 (室温) に左右されますが1日から3日ほどで固まります。

気温(室温)が高いと硬化が速く進み、低いと遅くなります。

また、流し入れた形状が細い場合、薄い場合、極端に小さい場合は化学反応が進みにくいので、硬化に数日かかることもあります。

硬化時間はメーカーや使用量により変動します。(大体100gで18時間位~)

エポキシレジンは扱いが難しい

初心者は、UVレジンの方が手軽に使えるということです。

ひとつのかたまりとなる大きな物を成型しようとしますと化学反応が急激に亢進して発熱して焦げてしまうこと。

立方体のような固まりとなるものでしたら一度に150g~200g程度が限界ですから
大きな形のものを成型する場合は、何回かに分けて流し入れる必要があります。
ただし、分けて成型しますと、その境目が透明の筋となってわかってしまいます。

固まったあとも、約40℃程度の温度でビニールのようにやわらかくなりますから置く場所や使用目的に制限があります。

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