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【レジンの穴あけ】おすすめのピンバイスや使い方

穴

レジン製作を始めてみて、上手に作ることができるようになってきた!

これからステップアップをしてアクセサリーを作ってみたい!

レジン作りをやっていると、大きな穴から、小さな穴まで、作品によって、いろんな大きさの穴を開けたくなってきてしまいます。

そんな手作りレジン作品を本格的にアクセサリーとして加工するにあたって必要な、

「穴開け作業」

皆様はどんな方法で開けられていますか?

「レジンに穴を開ける」そんな時に便利なのが”ピンバイス”です。

ピンバイスとは、レジンやビーズなど固いものに穴をあける道具なのですが、(ピンドリルやハンドドリル)と言ってその名の通り先に小さなドリルがついています。そして、ピンバイスにはいろいろな太さのドリルを付け変えて、穴の外形を変えることができます。

今回はこの便利なピンバイスについて紹介していきたいと思います。

ピンバイスとは?

ピンバイスとは、ドリル刃というドリルのように捻れた刃のついたものを装着して薄い金属や木材、柔らかめのプラスチックなどに穴をあけることのできる道具です。

様々な種類があり、刃の大きさを変えることで穴の大きさを変えることができます。値段は、800円〜1600円くらいです。

ピンバイスがあれば、様々な金具を取り付けることができるのでアクセサリーやキーホルダーに加工できて色んな作品を作ることができます♡

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ピンバイスの正しい使い方

ピンバイスの使い方は簡単です。まずピンバイス本体にドリル刃を装着しましょう。

穴の開け方は、穴を開けたい部分にくるくるとピンバイスを回しながらドリルをネジこんでいきます。ドリルを回すのは時計方向です。

この使い方をすれば手元が安定してあまり力もいりません。

  1. ピンバイスのお尻の部分を手のひらにあて、固定します。
  2. 次にピンバイスのドリルに近い部分を親指と人指し指でつかみます。
  3. 次に穴をあける位置を決めてそこにドリルの先を当てます。
  4. その後親指と人差し指だけをくるくると回して穴をあけていきます。
  5. 穴が空いたらピンバイスを取り除きます。
  6. 穴が開いたら穴の削りカスを爪楊枝などでキレイにしてそこにヒートンを差し込みます。
  7. ヒートンの先にレジンを少しつけて穴に差し込み、UVランプで固めます。

その後はお好みでピアス金具やストラップ金具を取り付ければ完成です♪

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ピンバイスを使ってヒートンを付けるコツ

削った切削屑を綺麗に取り除いき、針のような細いもので穴にUVレジンを充填し
ヒートンを曲がったり折れないように、ゆっくりと根元深くまで差し込みます。
その後、UVライトで照射し固めます。

ネジの溝とモチーフの溝、それぞれにUVレジンが入り込み、投錨効果(アンカー効果)で接着は強固になります。

手間はかかりますが、今のところ一番強固に、そして綺麗に取り付けられるのはこの方法かだと思います。

始めにピンバイスで穴を削ったところが白濁しますが、レジンを入れると、透明に戻るので安心して下さいね。

削りカスに注意!

ピンバイスでクリクリと穴を開けていると、削りカスが溝にそって上に上がってきます。

削りカスをマメに取り除きながら、穴をあけていくことが大事です。

ゴミが穴に残っていたり、差し込むピンより穴が浅かったりするとピンをねじ込む時にパーツに余計な力が加わり割れてしまいます。

ドリルで穴をしっかり空けたはずなのに、ヒートンなどが差し込めない時は削りカスがたまっている可能性があります。パーツを軽くたたくかドリルを空回ししてカスを出しましょう。

下穴を開けよう

最初から太い穴を掘ろうとすると手に相当力を入れなくてはならないため穴の精度が狂ってしまうからです。

ピンバイスが穴を開けたい部分からずれてしまわないように気をつけましょう。

穴の大きさとピンバイスの太さ

ヒートンの太さよりも、ほんの少し細い穴にして少し抵抗があるぐらいにヒートンが
入っていくぐらいの穴を開けることが理想的です。

細すぎる穴に無理に差し込めば、せっかくのレジン作品にヒビが入ったり
薄いものだと割れることもあります。

ただ、差し込むピンの太さより穴が細すぎるのもNGです。

1.0mmのドリルでお店で売っているSSサイズのヒートンがうまくねじ込めます。

確実にパーツが割れたりしないようにしたいなら、1.2mmの太さのドリルでピンより大きめの穴をあけて、レジンをつけて穴に埋め込んだ方がよいです。

この穴あけ作業が一番大変で緊張する工程かもしれません。

ヒートンにも長さや太さの種類があるので、こちらを読んでみて下さいね。

【UVレジン】ヒートンの付け方(種類と使い方)穴開け・接着の仕方
レジンで作った作品は、そのままではただの置物になってしまいます。 出来上がったパーツはアクセサリーに加工して楽...

穴を開ける箇所

空ける穴に対して表面が斜めになっている場合は作業が相当難しくなります。

いったん表面を加工するか、表面が平らな箇所に穴を開けましょう。

もし空けた穴がずれていた場合や斜めになっていた場合はいったん埋め直して最初からやり直しましょう。

ピンバイスの選び方

レジンにピンバイスを使う時はヒートンを取り付ける場合が多いと思います。

よく使うヒートンは、0.8mmと1.0mmの穴が必要ですので、このサイズのドリル刃が入ったセットを購入しましょう。

手芸店でも購入できますが、だいたいは1本か2本入りで高価です。楽天やAmazonではセットの本数が多くしかも安く手に入ります。

手が小さい方は、一回り小さいピンバイスが扱い易いです。大きさや持ちやすさ、ドリル刃の付け替え方も値段も様々なものが各メーカから販売されています。

ピンバイスには本体だけのもの、ドリル刃もセットになっているものなどがあります。

開けたい穴の大きさは、作品の幅が広がるにつれ多様化すると思いますので、セット品を買うのがおすすめです。

ただ、いろんなサイズのドリル刃に対応できるので、好きな大きさのドリル刃を始めに1本買って、その都度買い足すだけで、いろんな大きさの穴を開けられますよ。

自分にあったものを探してみてくださいね♪

おすすめのピンバイス

ピンバイスとドリルセットがおすすめ

ドリル刃がセットになっているものは同じメーカーでしっかりとサイズも本体に合わせてあるので、そのセットだけの購入で済みます。

長い目で見ると、幅広いサイズに対応可能なピンバイスの方が、コスパがいいです。

ドリルがついていない本体だけのものですと、ドリルは別に購入しなければなりません。

違うメーカだと、ドリル刃の軸が本体のドリル刃を装着する穴にぴったりではない場合もあります。

ドリル刃はしっかりと本体に装着できそうなものを購入するか、本体を幾つか軸の種類に合わせて取り付け部分を交換できるものを購入するといいでしょう。

ドリル刃は、ピンバイス本体にしっかりと取り取り付けましょう。緩いと突然刃が外れて怪我をする場合があります。

こちらは、レジンで使うことを想定したドリル刃が揃ったセットです。値段も1000円程度でお手ごろです。開けたい穴に対して、ドリル刃が無いということはないと思われます。

タミヤ クラフトツール 精密ピンバイス

タミヤは、プラモデル界では有名なメーカーです。

ヘッドとエンドの二か所が分解できてチャック(接続部)が2本入っています。タミヤから販売されているものにはマニュアルがありません。チャックはドリルの経に合わせて4種類(前後二種類×2本)使い分けをします。

ピンバイスとドリル刃セットは別売りで、2種類あります。

●極細セット●

0.3、0.4、0.5、0.6、0.8mm

●ベーシックセット●

1.0、1.5、2.0、2.5、3.0mm

信頼できるメーカですが、タミヤのドリルセットに1.2mmは入っていません。

1.0mmの次は1.5mm・・・。
レジン制作に、1.5mmだとちょっと太いです。

1.2mmの単品を購入する必要がありそうですし、よく使う0.8mmと1.0mmのドリル刃が別のセットです。。

レジン製作以外でも使用になる場合は、2つのセットを購入してもいいですが

レジンの穴開けにしか使わない人にはオススメできません。

清原のピンバイス

レジン液で有名な清原製のものは安心して使えそうですが、このピンバイスだけはオススメできません。

(1.3mm・1.6mm・1.9mm)のドリルなので、小さいヒートンを取り付けるには附属の針がもう一回り小さければ・・となってしまいます。 

Tool

ピンバイスの代用品

電動のルーター

大きい穴があけたい時は電動のルーターが便利ですが、一気にウィーン!といくので慣れないと失敗するリスクも高いので注意して使ってくださいね。

「ルーター」は電動なので、何と言っても早い!一瞬で、大量に穴開け出来ます。

ただ、1、2個開けるためだけに、わざわざ電源につないで・・・
というのも大変なので、そんなときには「ピンバイス」という使い分けです。

いろんなやり方があると思うのですが、

  • 大量にレジンの穴開けをするとき→→ルーター
  • 少量を穴開けするとき→→ピンバイス

と、使い分けましょう。

本当に正確な精度を要求されるような穴を空けたいときは「バイス」と呼ばれる固定台や「ボール盤」と呼ばれる電動式ドリル台が必要になります。そこまでのものが必要かどうかは作品と作り手によりますので興味のある方は検索してみてくださいね。

【UVレジン】ピンバイスより電動ルーターが簡単で便利!(代用する使い方)
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ハンドドリル

レジンでは細い穴を開けるための小さい手動ドリルも使えます(ハンドドリル)

ドリルの付け替えはできませんが、代用できます。

ダイソー

いつも同じサイズしか使わなくて、ドリルのサイズが変えれないものでよければ、100円ショップ(ダイソーなど)でも買えます。

ドリル部分とドリル刃が別売りなものも100均にあります。

ただ、丈夫な作りでは無いので、一回使っただけで根元からドリル部分が折れてしまうことも。。

念のため、もう1セット購入しておきましょう。

キリ

穴をあけるための道具なので、キリなどがあればそちらで代用も可能です。

ピンバイスのメンテナンス

ドリルについた削りカスは歯ブラシで落とせます。

毎回行う必要はありませんがしばらく使わなさそうなときはさび止めを差しておくといいでしょう。

レジンに使う場合はそう簡単に刃の切れ味が落ちることはありません。それでも切れ味が落ちてきたと感じたときは思い切って買い直しましょう。

ヤスリや砥石で無理に研ごうとしても素人には無理です。

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ピンバイスのセットの仕方

ピンバイスはドリル刃を付け変えて使用する場合のものが多いので、セット方法が分からないと使えません。ドリル刃を手で持ってセットし辛い場合は、ピンセットを使うのがおすすめです。ピンセットはしっかりしたものが使いやすいです。

ドリルの差し込み深さは空けたい穴の深さにもよりますがドリルの溝から1~2mm程度手前が理想です。

※ドリルの差し込みが浅いと折れ曲がりやすくなります。

ずれることはめったにありませんが正確に中心にはまっているか確認しましょう。

ずれたまま使うと正確な穴を掘れないどころか無理に力を入れただけで簡単に折れてしまいます。細心の注意を払って使用してくださいね。

ピンバイスで穴が開く仕組み


普通のドライバーと違ってピンバイスのお尻の部分はくるくると回る仕組みになっています。

ドリルを先端の穴に差し込んだらキャップをくるくると回して固定します。


付ける太さによって、中のパーツを変えて使う仕組みです。

ピンバイスを使う時の注意!

ピンバイスのドリル刃は細いです。無くしたら探すのが大変なことになります。
色付きの台紙の上やパンを用意してその上で作業をしましょう。

  • 破片などが飛ぶ場合があるので、保護のためメガネなどを使用しましょう。
  • ドリルの抜き差しの際には、指などを切らないよう十分に注意しましょう。
  • お子様の手の届かない場所に保管しましょう。
  • 鉄製なので水分がついた場合などは必ずふき取ったうえで保管しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回はレジンに穴をあけることのできるツール、ピンバイスを紹介しました。

ピンバイスは、あまり力を入れずに削れる点や穴の大きさをドリル刃を変えることで変更することができるなど、メリットが大きいので、持っておくと良い工具の一つです。

穴を開けることをマスターするともっとレジンアクセサリー作りで、できることが増えてきますね。

でも、怪我だけには十分注意をして扱ってくださいね。

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