『レジンに色を付けたいんだけど、どうすればいいの?』
レジンには意外にも多くの色付け方法があるんですよ。
でも、レジンの着色法がたくさんあっても、どれを選べばいいのか、初心者さんには分からないですよね。
そこで今回は、そんなどんなものでレジンに着色できるのか?どうやって色を付けるのか?ということを紹介していきますね。
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レジンに着色できるものって?
UVレジンは、紫外線を通るように色づけしなくてはいけないので、使う物が限定されてきます。
紫外線が届かないと硬化不良を起こしてしまいます。また、相性の悪い着色するものと混ぜるても固まらなかったりしてべたつきが残る場合もあります。
透明顔料
まず、レジンに着色するのに使える材料ですが、基本的に顔料とよばれるものが良いです。
100均のダイソーやセリアにはレジン専用の顔料が売っています。このように、レジン専用として売られている場合があります。
色数も豊富で安く手に入りやすいものが欲しい人におすすめです。
UVレジンの場合は紫外線が届かないと硬化不良を起こしますので、特に【透明顔料】というものを使いましょう。
透明顔料は光をなるべく透過させるように作られた顔料で特殊です。
ネイル業界では有名な顔料で、ネイル用のUVジェルにも使われていますし、レジンと同じように混ぜて色を出したりする時に使われています。
手芸店やレジン液を売っているお店などでは大抵の場合、レジン液と一緒に置かれていると思います。よくあるのはパウダー状の【透明顔料】です。
売られているのを見るととても少なく感じますが、小さな作品なら爪楊枝の先に少し付けただけで充分なくらいなのでコスパは良いです。
ただ、顔料は粉なので、扱いにコツが入ります。だまになったり量の加減が難しいので、入れすぎると紫外線が届かなくて固まらない・・なんてことも。
使い方は、細かなパウダーを少量混ぜて使います。
レジン専用ではない着色料
レジン専用の着色料が手に入らない場合や好みの色がない場合、試しに安価な材料でやってみたいという方はほかのものでも代用することができます。
ヴィトラーユ
また最近よく見かけるようになったのがヴィトラーユという液体状の着色料です。もともとはフランス生まれの溶剤系の絵の具だそうですが、レジン着色用として販売されています。
こちらはパウダー状のものよりも早く綺麗に溶けます。色数は少ないですが数色混ぜて使うこともできますのでいろいろ試してみるのも楽しいです。
混ぜた後、レジンが固まりにくいので、量の加減など使いこなすのにしばらく時間がかかりそうですが、透明感があり、少しの量で色づきとても綺麗です。
色を楽しみたい人や色の濃さを自分で調整出来ますし、使う量によって色味が変わるので、完全オリジナルな作品が作りたい人におすすめです。
プリンターの詰め替え用のインク
まだレジンが注目を浴びるようになる前、専用の着色料が少なかった頃によく使われたようです。そのままでは使いにくいので、化粧品用のボトルなどに詰め替えて使うのがおすすめです。
パステル
パステルを削ってパウダー状にしてレジンと混ぜて色を付けます。
ダイソーでは24色セットのパステルがあるので、まずは手軽にレジンの色付けを試してみたいという方はやってみても良いかもしれません。
カッターで削ってもよいですが、粒が大きくなることがあるので、料理用の網杓子や茶漉しでこすると細かく簡単に削れます。ただ、色によっては溶け残ってダマになるので注意が必要です。
UVレジン液専用の着色剤
扱いやすい一番の着色料です。
一番綺麗に簡単にレジンに手軽に着色できる方法としては、レジン専用の着色剤がいいです。
ただ、1本370円位するのでたくさんのカラーが欲しい人は高いと思われるかもしれません。
ですが、少量で色付けできるのでコスパは良いです。
初心者さんなどは失敗が多いと思うので、できれば専用の物を始めは使ってみましょう。レジンに慣れてきたら他の着色法を試してみた方がいいですよ。
また、レジンに開発された商品ですのでトラブルが少ない質の高い着色剤なので、お友達へプレゼントしたい人や販売する目的であれば、専用のものがいいでしょう。
NRクリアカラー
そのほか、NRクリアカラーという着色料も最近は人気です。この着色料はレジン専用に作られたものですので、非常に綺麗な発色で人気が出てきています。4色しかありませんが、それぞれ混ぜ合わせることによって好みの色が作れます。難しそうと思われるかもしれませんが、わかりやすいカラーチャートが付いていて付属のスポイトで正確な計量ができますので、簡単に色を作り出せますし同じ色を再現しやすいです。
着色剤の影響による硬化不良
「べたつき」
着色料とレジンの相性が悪かったりする場合、硬化不良を起こしレジン液が硬化しません。
レジン用、と書いてあってもクリスタルレジン限定でUVレジンが不可だったりします。
レジン用ではない液体塗料を使用した場合にも硬化不良が起こりえます。
また、着色料を入れすぎても紫外線がレジン液に当たらずに硬化不良を起こします。
ブローチサイズなどの場合は爪楊枝の先端程度の塗料でも効果不良を起こすことがあります。
大きなサイズを作るときには割合的な問題でOKなこともあるのですが、ブローチサイズでは液体塗料よりも、粉末、顔料などを使用すると効果不良のリスクを避けることができます。