パールやビジューを接着剤で貼り付けるといっても、初めてだと綺麗に貼るにはどうしたらいいのか迷います。
よりしっかりと接着するための基本的な使用方法と手順をご紹介します。
意外と接着剤の乾きが早くて、焦ってつけて接着剤が金具から大量にはみ出すこともありますので、コツもご紹介したいと思います!
実際には各商品の取り扱い説明書にしたがって利用してくださいね。
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まずは、接着面の処理「水分、ゴミ、油脂の除去」を
接着面のコンディションは接着材のパフォーマンスを左右する重要な要素です。
表面についた異物は接着不良の原因になるため、きれいに取り除いておきましょう!
油分は、コットンにアルコールを染み込ませれば、拭き取れます。
素材別の表面の前処理の仕方
アルミ
ハンドメイドで良く使用するアルミワイヤーは接着が難しい素材の代表格。
アルミやその合金類は、難接着素材(ナイロンやシリコーンゴム)専用の接着剤(セメダインPPXなど)を使用することが大切ですが、
酸につけ、表面に酸化皮膜をつくってから使用すると良く接着できます。
また、表面をヤスリがけしてすこしざらざらにしておくだけでも、接着力を強化できるようです。
メッキ面:クロム、ユニクロ、スズ、亜鉛など
サビ防止にクロムメッキになっているビーズパーツも時折見かけます。
こういったメッキパーツを接着するときは接着面のメッキ部分をはがすか、サンドペーパー(紙やすり)で研磨をしておくと接着力が強化されますよ。
接着剤の基本的な使い方
接着面全体に、均一に薄く塗るのがポイントです。瞬間接着剤を例に取り説明します。
接着面に瞬間接着剤を滴下します。
使用量は商品説明に従いましょう。量が多いほどよく接着できるわけではありません!
むしろ、接着不良の原因となるので注意しましょう。
貼り合わせたいもので、押し広げながら接着します。
接着剤の先端で塗り広げると、接着剤の口元が詰まり次回使いたい時に使えない原因になるので注意しましょう!
硬化
商品説明書に従い、規定の時間手を触れずにそっと置いておきましましょう。
使うときの注意点
- 接着する面が少な過ぎると強度が落ちること
- 面と面がしっかり密着すること
- 塗るのはごく少量にすること
接着剤を上手に使うコツ
エポキシ樹脂系接着剤(2剤混合タイプ)に記載されている硬化時間、5・30・90分などは「固まり始める時間」という事ですので注意してくださいね。
商品にもよりますが、完全接着にはだいたい24時間かかります。
完全に接着できるまでは、そっとしておいてあげることで、接着効果は高まります。
接着剤がはみ出ると、はじめのうちは透明で分かりにくいのですが、時間がたつと黄色く変色して目立ってしまうことがありますのでご注意を!
接着剤を長持ちさせるコツ
チューブの蓋を開けたらすぐに閉める。
蓋を閉めるときに中の空気を抜いて閉める。
蓋や口についた接着剤は取り除く。
若干硬くなってきたチューブ口付近の接着剤は出してしまう。
あとはチャック付きの袋に入れて保存しています。
初めて買った接着剤一本目は中身が全部固まってしまいましたが、細心の注意を払えばいつまでも新品同様に使えます。
あとはチャック付きの袋に入れて保存しています。
初めて買った接着剤一本目は中身が全部固まってしまいましたが、細心の注意を払えばいつまでも新品同様に使えます。
1か所だけにパールを貼り付けるやり方
パールは8mmの片穴のコットンパールです。
1か所だけに接着剤をつける場合、チューブの口からヘラの先っちょですくい取るように少量の接着剤を取ります。
取ったら手際よくチューブの蓋を閉める。そうしないと、段々チューブの中まで固まってしまいます。
そのままヘラで、はみ出さないように土台のお椀に接着剤を付けます。
あとはパールを穴が開いている面を下にして、そっと押さえてくっつけるだけです。
たくさんパールを貼り付けるやり方
本来、穴のない貼り付け用のパールや片穴パールを使いますが、コスト削減のため通し穴の開いているチェコパールを使用しました。
パールの大きさは4mm。
たくさんパールを貼るので、効率よくしたいと思います。また、何度もチューブの蓋を開け閉めすると、中身が固まる原因にもなります。
そこで便利なのが、中の面がツルツルしたマフィンカップです。接着剤・ヘラと一緒にチャック付き袋に入れて保管しています。
マフィンカップに適量出して、少しずつヘラですくっていきます。
すぐに表面から硬化していってしまうので、今回の場合は一度にパール6個付けられる程度の分量を出して、何セットかに分けると良いです。
パールを貼り付ける穴にヘラでまんべんなく接着剤を塗ります。
パールが小さいのでピンセットでつまむとやりやすいです。
通し穴がパールの前後に来るように貼っていくと目立たず、ぱっと見わかりません。
何セットかに分けて、徐々にパール貼っていきます。