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レジンで使う接着剤の種類や特徴を知ろう!【上手な使い分け方】

Candy

レジンでアクセサリーやキーホルダーを作る加工をしていれば、接着剤の出番は多いですね。

接着剤をうまく使えれば作品の幅が広がることは、間違いないですが、
そんな「接着剤」どう選んだらいいのかわからない場合があると思います。

接着剤といってもたくさんの種類がありますよね。

適当に使っては、くっつかなかったり外れてしまったり。

接着剤は、とっても簡単なのですが、接着剤が合わないと手こずってしまうのです。

接着剤にも種類や特徴があり、使い分けることが必要です。

アクセサリー制作につかえる接着剤の中にも1剤で使えるタイプや2剤を混ぜ合わせるタイプ、ピンポイントで流布できるタイプなどいろいろあります。

今回はレジンで使える接着剤の種類について紹介したいと思います。

接着剤とは

接着剤は、その名の通り物と物を接着するための薬剤です。

500種類以上もあるといわれる接着剤。

接着剤はなぜくっつく?

なぜ物と物が接着できるのかという接着の原理については、未だ不明な点が多いのだそうです。

機械的接合説、化学結合説、分極説などいくつかの仮説が提唱されていますが、
実際の接着にはこれらの機構が複雑に絡み合って生じていると考えられ、未だ統一された定説は無いのだそうです。

不思議ですね。それにも関わらず、日々、様々な種類が開発され、世の中のあちこちで活躍している接着剤。
お店に並んでいる接着剤は、多くの方の試行錯誤の賜物なのですね…。

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接着剤の種類と特徴

種類の多い接着剤ですが、組成からは無機系と有機系に大別できます。
日常で使用する接着剤の多くは後者です。

有機系接着剤は天然系と合成系に分かれます。
ハンドメイドで一般的に使用されるのはこの合成系です。

さらに、このハンドメイドでよく使われる合成系接着剤は、3つに分類されます。

  • 熱可塑性樹脂系
  • 熱硬化性樹脂系
  • エラストマー(弾性体)系

3つの合成系接着剤の特徴と代表的な商品を紹介しますね。

熱可塑性樹脂系接着剤

熱をくわえると柔らかくなる、比較的短い繊維上の構造をした接着剤です。繊維状なので硬化しても、次に紹介する網目状の熱硬化性に比べる、あまりカチカチにはなりません。

酢酸ビニル樹脂系 木工用ボンドなど

成分の約50%が水分の接着剤で、速乾性タイプは水分が少なくなっています。
水に溶かして使用することもでき、乾くと透明になるため、使いやすいのが特徴。

木工品、布、紙の接着に最適です。

水分が揮発することで硬化(接着)するので、温度によって接着に要する時間は変わってきます。
一般的には2~6時間の静置が必要で、完全接着には24時間ほど。

ただし、硬化後も水にぬれると軟化するので注意しましょう。

エチレン酢酸ビニル樹脂系(ホットメルト) グルーガンなど

ハンドメイド好きにはお馴染みのグルーガンも接着剤の一つです。

専用の器具(グルーガン)でグルースティック(スティック状の合成樹脂)を溶かし、樹脂が冷えて固まることで接着します。
接着力は強くないものの、木材・紙・布・皮・プラスチック・金属・ガラスなど素材を選ばない上、手軽に使用できるメリットがあります。
またわずか20~30秒で硬化するため、仮止めに便利です。

グルーガン・スティックとも、ホームセンターや100円均一でも簡単に購入できるほど人気です。
使い勝手の良さがうかがえますね。

アクリル樹脂系 アロンα・瞬間接着剤など

いわゆる瞬間接着剤などがこれにあたります。
空気中の水分と反応し、数秒で接着します。
ガラス、金属、陶磁器、プラスチックなど硬質な材料の接着に最適です。
引っ張る力にはとても強いですが、ひねる力には弱い特徴があります。

接着時間が短いため非常に便利な反面、油断すると指がくっつく事態が起きやすいので注意しましょう(本当にぴたっとくっつきます)。
くっついてしまった場合は、慌てずに、ぬるま湯(40℃ぐらい)のお湯に指をつけると徐々にはがれますよ(はがれましたよ)。

熱硬化性樹脂系接着剤

熱や化学反応により硬化が進むタイプの接着剤です。
硬化した後の構造は複雑な網目状なので、熱可塑性樹脂系接着剤とくらべる硬く、一度固まると元には戻りません。

エポキシ樹脂系 Eセットなど

主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使用する接着剤です。
混ぜ合わせる手間がかかりますが、接着力は非常に強く、使用できる材料も幅広いといった特徴があります。
商品により、5~90分と硬化時間にバリエーションがあります。
溶剤が揮発して(乾いて)硬化するタイプではないため、あまり縮まず、UVレジンのように充填目的にも使えます。

エラストマー(弾性体)系接着剤

ラトマー(ゴム)分子のところどころが、橋かけされているような構造になっています。
硬化後もカチカチにならず、ゴム状です。

シリル化ウレタン樹脂系 ウルトラ多用途Sなど

水や衝撃にも強いうえ、金属、ガラス、石、木材、硬質プラスチック、軟質塩化ビニル、合成ゴム、皮革、布、など幅広い材料に使用できます。
硬化後もカチカチに固まらず弾力のあるゴム状を保持し、透明度も高いため、手芸店やビーズショップでも良く見かける汎用性の高い接着剤です。

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「1液タイプ」と「2液タイプ」の接着剤

接着剤にはキャップをはずしたらすぐ使える手軽な「1液タイプ」と、

2つの液体を混ぜてしっかり接着できる「2液タイプ」があります。

1液タイプの接着剤

チューブなどから出せばすぐ使える1液タイプは使い勝手が良く、金属同士やデコなどに使いやすいものが貴和製作所ではたくさん揃っています。

「多目的クラフトボンドNeo 」は、貴和製作所オンラインショップのレシピでも良く使っていますが、お客様からも大人気の接着剤です。

固定時間(手を離しても大丈夫な頃合い)が20分〜60分程と速乾ではないので、焦って間違った所に貼ってしまっても硬化前なら大丈夫!

位置を直したり微調整もゆとりを持ってできるのがおすすめポイントです。(完全硬化は24時間後)

色も透明で、1液にしては強度もそこそこあり、弾力もあるので取れづらく色々な素材に対応している点が人気の秘密です。

その他にも1液タイプは用途によって色々!

早く乾かしたい時、デコをしたい時、テグスやリボンの先のように細かな部分に付けたい時・・・透明度で選びたい時などポイントによって接着剤を選ぶと良いですよ。

2液タイプの接着剤

2液タイプの接着剤は、A剤とB剤を同量均等に混ぜ合わせるエポキシ系の強力接着剤で、強度は1液タイプよりも強め!

大きめのパーツでも2液タイプであれば問題なく接着出来ちゃいます。

しっかりと付けたい時や、金属などの硬い素材同士で接着面が比較的広い場合におすすめです。

「 エクセルエポ 」は 硬化後の透明度も高めで、しっかりと接着出来るのでおすすめです!

貴和製作所オンラインショップのレシピでも硬い素材同士を接着する時などによく使用しています。

主な差のひとつは硬化速度かと思いますが、硬化時間もアクセサリー作りには重要です。

容量もそれぞれ違いますので、たくさん作りたい人は容量のある「アラルダイト」にしたり、2液タイプのものをまず試してみたい方は少量で価格もお手頃な「セメダインハイスーパー5」にしたりと、作りたいものの工程や特性などに合わせて選んでくださいね。

まとめ

接着剤っていろんな種類があって、調べていくと結構面白いです。今持っている接着剤でも、使える素材、粘度、固まったときの弾力性などを見てみるとアクセサリーに適しているかどうかがわかると思います!

やっぱりアクセサリー作りは見た目&強度がとても大事!

作りたい作品に合った接着剤をその時々にあわせて使いこなしてくださいね!

説明をよく読み適切に利用しましょう。

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