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丸環(まるかん・丸カン・丸釻)って何だろう?
レジンで色々作ってみたいですよね。
アクセサリーもその一つ。
アクセサリーを作るには、丸環(まるかん・丸カン・丸釻)が良く使われます。
パーツ同士をつなぐ金具の中で特に使用頻度の高いパーツです。
初心者の方は、ユーチューブやネットのサイトや本を見ますよね。
『硬化してから、ピンバイスで穴をあけて、丸カンやヒートンをさすのが一般的です』
???
専門用語が多くて全然分かりませんよね・・・\(◎o◎)/
今回は、丸カンについてです。
英語では“Jump Rings”といいます。
丸カンは、2つもしくはそれ以上のものを接続するときに使用します。
丸カンは、端を処理する金具・留め金具の間に入れることで動きがスムーズになります。
丸環とは、こういう物です。
丸カンの種類
さまざまな色・材質・大きさ(サイズ)・形状・加工品があります。
色
- ゴールド
- ブラック
- 金古美
- 銀古美
- 銅古美
- シルバーカッパー
- ロジウムカラー
- ピンクゴールド
- マットブラック
- マットゴールド
- マットシルバー
材質
メッキが主流です。
- メッキ
- ゴールドフィルド
- ステンレス製 (SUS304)
- チタン製
大きさ・サイズ
丸カンの大きさは、ミリ単位で線径×外径で表されます。
(0.3mm×2.6mm)このように表記され、売られています。
外径:0.3mm
線径:2.6mm
「0.3ミリの太さの線でできた、直径(外径)2.6ミリのカン」ということです。ということです。
『 1mmの差なんて大して変わらない? 』
と思ってしまいます。
この差で、アクセサリーの見栄えや使用感が変わってきてしまいます。
また、線径はアクセサリーの強度と印象、作製中の扱いやすさに大きく関わってきますよ。
形状
丸カンには、切れ目が入っているものと入っていないもの・二重丸カンがあります。
- 切れ目が入っている丸カン
何かを連結するために使用します。
-
- 口閉じ(切れ目が入っていない丸カン)
メタルパーツとして使用することが多いです。
- 口閉じ(切れ目が入っていない丸カン)
- 二重丸カン
このようにストラップなどに使用します。
加工品
スターダスト加工
表面にスターダスト加工が施されています。
- ゴールド
- ブラック
- ロジウムカラー
デザイン加工
ツイスト(ヨリ線)のデザインが施された丸カンです。アクセントにおすすめです。
スターダスト加工にデザイン加工した物もあります。
色々な丸カンがあり、迷いますね。
丸環(まるかん)の選び方
何を作りたいか、丸カンをどこに使いたいかを考えて選びましょう。
雑貨など丈夫な作りにしたい時や重たいパーツをつなげる時は太いカンを、
繊細なアクセサリーを作る時は細いカンを使用する事をおすすめします。
線径0.5mmは素材が洋白のため丈夫で、華奢なアクセサリーにも適しています。
- ピアスやイヤリング
普通に着けている分には振り回したりしませんから、線径が細めの丸カンで大丈夫でしょう。
線径が細い丸カンは繊細で華奢な印象を与え、小さなサイズでも扱いやすいので、適しています。
- キーホルダーやバッグチャーム
強度を要するものを作りたいときは、線径が太めの丸カンを使用します。
それでも、どれを買ったらいいかわからない!という方へ
丸カンやTピン・9ピンといった基本材料一式がひとまとめになったセットを購入する方法があります。
こんなセットやキットから始めてみるのはいかがでしょうか?
キットの良い所は、プロや経験者が適材適所の材料をまとめてくれているので、作っているうちに材料の使い方が分かってきて勉強になります。
丸環(まるかん)の使い方
丸カンは開閉して使います。
丸カンのテクニックを身に付けると、市販品のピアスを自分でイヤリングに交換したり、千切れてしまったネックレスを自分で修理したり出来るようになります。
ヤットコを2本使う方法と、指カンとヤットコ1本を使う方法があります。
ヤットコを2本使う方法
使用するヤットコは2本とも平ヤットコであることが推奨されます。
平ヤットコの先端は内側が平らになっているので、しっかりと掴む事ができます。
ヤットコのサイズは同じでなくて構いません。
丸ヤットコやニッパーでも出来まずが、丸ヤットコは先端が丸く滑らかで、非常に丸カンを掴みにくいのでお勧めしません。
ニッパーも丸カンを傷つけますし、丸カンを掴みにくいです。
丸カンの開き方
- 両手に平ヤットコを持ちます。
- 左手のヤットコの先端で丸カンの左側の切れ目辺りを掴みます。
- 右手も同じようにして、上下にずらすように開きます。
※左右に開くと、丸カンの形が崩れる上に金属疲労で折れやすくなるので、必ず上下に開きましょう。
イヤリング金具とチャームを丸カンでつなぐ
- 開いた丸カンにお好きなチャームを通し、開いた丸カンを元に戻すように閉じます。
- 上のチャーム+丸カンに、今度はイヤリング金具を接続します。
- 新しい丸カンを使って、同じ要領で繋げます。
- 開いた丸カンにお好きなチャームを通し、開いた丸カンを元に戻すように閉じます。
隙間ができないようにしっかりと閉じましょう。
ここでは丸カンを2個使用しますが、イヤリング金具やチャームの作りによっては丸カン1個で出来ます。
イヤリング金具・丸カン2個・チャームで、イヤリングの完成です。
丸カンの用途
アクセサリーの一部に加えてみたり、レジンに封入したり小さなレジン枠にしたりと、用途はさまざまです。
- チェーンメイル
いくつもの星パーツや、スワロフスキーをチェーンメイルに一粒一粒つなぎ合わせていく、とても手のかかる工程です。
- ビーズを丸カンに直接通す
ほとんどのビーズはTピンや9ピン、ワイヤーを使ったメガネ留めをしないと接続できる状態になりませんが、厚みが薄いビーズは直接丸カンに通して使うこともできます。
※メガネ留めとは
ワイヤーでビーズを連結する基本的なテクニックのひとつです。
見た目がメガネに似ているため、こう呼ばれているそうです。
丸カンの代用品・類似品
デザインの見た目も変わりますので、好みで使い分けられるようです。
-
- Cカン
- Dカン
- 三角カン
- つなぎカン
Cカン
こちらもチャームとチャームを繋げる為に利用し、使い方は丸カンと一緒です。
Dカン
革ヒモやリボンなどを通してしてキーホルダーやストラップにしたり、ベルトやヒモの長さを調節するのに使用します。
三角カン
三角の形をしたカン
上の方に通し穴が開いているペンダントタイプのパーツを下げるのに使用します。
つなぎカン
両側のカンそれぞれにパーツをはめ、平ヤットコでかしめてつなぎ合わせる事ができます。
以上、丸カンについてでした!